主に、今の自分の収入ってもしかして低いのでは。。と感じて悩んでる人向けに書きました。イメージ的には、30代で年収300万円台ですね。
今の日本だと、真面目に会社員を続けていても伸びないのでは…と不安に感じてる人も結構多いのではないでしょうか。
年金の支給開始年齢が伸びてることや、そもそも年金がもらえるかどうか怪しい(?)という話もあることから、いずれにせよ今までとは違う振る舞いが求められることが予想されます。
そんな状況の中で、他の同僚や同年代のが果たしてどれくらい給与をもらっているかとか、誰もが気になるのではないでしょうか。
とはいうものの、なかなか知ることが難しい背景もあります。人に年収を聞くのって人間としてどうなのっていうか、どうしても聞きづらいですよね…。
それに知ったところで、自分よりたくさんもらってることが分かったら、誰だって凹むのではないでしょうから、他人の年収を聞くことは誰も幸せになりません苦笑
この記事では、「自分の年収って今どれくらいなんだろう?30代だけど、どれくらいの水準なんだろう…?」という、開けてはならないパンドラの箱を開けたい人向けに、20代〜30代の給与水準とそこから年収を伸ばすために必要なことは何か?をまとめました。
目次
国内における年代で見た場合の平均年収
ここで、転職サービスでおなじみのdodaを運営している株式会社パーソルキャリアが行った統計結果を参照してみます(データは、2019年12月に算出したものをベースにしています)。
結果は、次の通りでした。
20代の平均年収:346万円
30代の平均年収:452万円
よって、「30代で年収300万円台は、平均よりも低い」という結論になります。
しかしせっかくなので、20代と30代の年収の差についてデータを拝借したので、いろいろと考えてみたいと思います。
20代での平均年収は346万円
まず20代の平均年収は346万という結果が出ました。あくまでも平均です。
もちろん同じ20代といっても、20歳は268万、29歳では404万となっており、大分異なりますね。
また、年収分布で見ると、300万未満と300万円〜400万円が全体の70.4%を占めており、20代の約7割が400万以下という計算になります。
なので、20代の時点で年収300万円台というのは、決して低い数値とはいえないと考えられそうです。
- 20代の平均年収は346万
- 20歳で268万、29歳で404万と、136万の差がある。
- 年収400万円以下が約7割を占めており、20代で年収300万は多数派。
30代での平均年収は452万円
続いて30代を見てみます。30代の平均年収は、452万という結果が出ました。なので、30代で年収300万というのは、平均と比較して見ると低いことが分かります。
30歳の平均は414万で、39歳になると494万となっており、30代全体平均では500万を超えていないことが分かります。
ここで性別ごとに見ると、男性は35歳から平均年収が502万と500万を超えていますが、女性は39歳の時点でも399万となっており、女性は30代になっても平均400万を超えていないですね。
女性の年収が伸びていないのは、おそらく30代になると子育が発生する方も多く、それにより時短勤務せざるを得ないとか、そのような背景があると考えられます。
だとすると、男性の方がもっと伸びて良いのではと考えられますが、約100万ほどしか伸びてない方がむしろ一大事なのでは。。
30代なら600万くらいもらうのが普通と思っていたので結構衝撃を受ける内容でしたが、30代だと年収500万円以下の割合が65.1%なので、残りの約35%は500万よりもらってることになります。
500万以上の人は、案外多いかもしれませんね。
- 30代の平均年収は452万。
- 男性は35歳から平均年収が502万を超えるが、女性は39歳になっても400万を超えない。
- よって、30代で年収300万が低いか否かでいうと、性別や働き方によって判断が異なると思われる。
職種・業界別で見た場合
年齢および性別ごとの平均に加えて、今度は年代ごとに職種・業種でもセグメントして見てみました。
20代は「専門職」「企画/管理系」等で高く業種はあまり差がない
多くの人が気になるであろう、年収の高い職種は何か。20代では、「専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)」が圧倒的で491万でした。
実際、今の東大生とかはコンサルティングファームを受ける人が多いというのも、なんだかうなずける結果ですね。
他にも「企画/管理系」で387万、「技術系(電気/電子/機械)」で379万、「営業系」で372万、「技術系(IT/通信)」で368万と続きます。この結果からも、未経験からWebマーケター(企画系)、ITエンジニア(技術系)が人気になるのが分かる気がします。
ちなみに業種で見ると、全体的に大きな差はみられず、どの業種も300万円台におさまっています。強いて言うなら、「小売/外食」が306万と最も低く、「IT/通信」が373万と最も高い事がわかります。
やはりITは今後も成長する見込みが大きいためなのかもしれませんね。
- 20代で最も年収が高い職種は「専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)」で491万。
- 他にも、「企画/管理系」、「技術系(電気/電子/機械)」、「営業系」で高い傾向が見られる。
- 業種ではいずれも300万台であるが、「IT/通信」が373万と最も高い。
30代も「専門職」が圧倒的に高いが業種では「金融」「IT/通信」「総合商社」が高くなる傾向あり
職種・業種別でも、20代と30代で大きな差はあるのか。
30代の職種別において最も高いのは、20代と変わらず「専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)」でした。624万と圧倒的な高さです。
また20代では高かった「企画/管理系」は510万、「技術系(電気/電子/機械)」が498万、「営業系」が507万、「技術系(IT/通信)」が500万と、他よりも比較的高い水準なのは変わってないですね。他には、金融系専門職が495万と、20代のときよりも155万伸びているようです。
業種別でみると、こちらも「IT/通信」「総合商社」がともに500万オーバーですが、ここにきて「金融」が543万と大きく伸びていることが、20代との違いになりそうですね。
以上の結果から、ここで挙げた職種や業種を目指せば、確かに年収300万円台を超えられる可能性は十分に高いと考えられそうです。
- 30代で最も年収が高い職種は20代と同じで「専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)」となり、624万。
- 「企画/管理系」、「技術系(電気/電子/機械)」、「営業系」が高い傾向は変わらず。
- 業種では「IT/通信」「総合商社」「金融」で500万オーバーとなっている。
30代で年収500万円以上を稼ぐには?
30代になったら、誰だって年収500万くらいは欲しいよ!と思う人も多いかもしれません。
では、今よりも年収を伸ばすためには何をする必要があるか。それは、大きく分けて次の6つに分類されます。
- 職種を変えて転職する
- 職種を変えずに業界を変えて転職する
- 単価の高いエリアに移住する
- 独立する・起業する
- 副業を始める
- 資産運用を始める
それぞれ見ていきましょう。
その1.職種を変えて転職する(ただしリスクあり)
職種そのものを変えての転職。まずこれがあります。
かつて私のように、一般事務職→Webマーケターみたいな場合もそうでしょう。営業職から未経験でITエンジニアになる、といった場合もこのパターンですね。
しかしこうした職種を変える転職は、基本的にハードモードと考えた方が良いです(重要トピックその1)。そして職種を変えた場合、総じて転職「直後」の年収は下がります(重要トピックその2)。
私も転職直後は年収が大きく下がり、多分4年位貧困に苦しみました(普通の人は多分2年もあれば十分戻れると思いますのでご安心を)。
もっとも若い内であれば、せいぜい年収400万→250万ぐらいの差にはなると思いますが、上限が400万代の職種であれば、リスクを取ってでも職種を変えた方がいいかもしれませんね。
一時的に収入が落ちたとしても、中長期的に伸ばしていきたいとか、在宅で仕事したり家族との時間を作れる仕事を選びたいといった、明確な理由があるかどうかがジョブチェンジに踏み切る上で重要です。
自分の中の心の声と、しっかりと向き合って下さいね。
その2.職種は変えずに業種(業界)を変えて転職する
次は、今の職種を変えずに、業種(業界)だけを変えて転職する方法です。
過去の経験を多少なりとも活かせるため、比較的リスクは少なくなります。
先程のグラフで言うと、「金融」「IT/通信」「総合商社」などで、年収500のラインを超えてましたよね。
業種ごとでここまで変わるのは、単純にその業種・業界で流れているお金の総量がそもそも違うからなんですよね。
そのため、稼ぎたいと思うなら、お金がたくさん流れている業界を選ぶ、という考え方も重要になってくるのではないでしょうか。
その3.単価の高いエリアに移住する
実は職種も今の所属会社も変えずに、住む場所を変えるだけで収入って変わります。もっというと「地方→東京」の移住限定です。
私も、大阪在住の時代は年収300万も満たない状況でしたが、全くスキルが変わらないのに東京へ移住しただけで400万以上上がった経験をしました。
更に私の身近の話なんですが、都内であれば年収1,000万クラスの人が大阪に移住してからは年収400万まで下がったという事例もあります。
これも業種を変化させることと同じで、お金を出してくれる企業や個人が住む場所によって違うこと、更には地方ごとに流れているお金の総量がそもそも違うことが理由です。
ちなみに「東京→地方」で年収が上がるケースもあるかもしれませんが、私が知る限りそのようなケースは見聞が全く無いのでここでは扱いません。もしいたら教えて下さい。
その4.独立する・起業する
もっとも売上を大きくする、収入を増やせる余地があるのが、「独立」「起業」になります(副業も起業と実質的には同じですが、後で説明します)。
Webマーケティングのスキルがあれば、独立や起業は比較的やりやすくなります。とはいえ、全く知識も経験もないところから独立・起業するのは至難の業です。
なのでオススメなのは、独立支援を行っているWebマーケティングのスクールにお世話になることです。
ウィニングフィールドさんがやっているWebマーケター養成講座の「コンバジョニスタ」は、独立後の営業の仕方等も教われるのでオススメです。気になる方は無料説明会だけでも参加してみてはいかがでしょうか。
その5.(今の会社を続けながら)副業する
私はフリーランスだけど、会社員をお勧めしているし、
もっと稼ぎたいなら、会社員+副業がいいと思っている。それでも独立したいというなら、いくらでもアドバイスするし、ぶっちゃけトークもしてあげるけど、
ビジネスプランもきちんと作ってね。— DAN爵│WEB集客屋│リスティング広告&SEO📈 (@NYUSQUARE) November 7, 2020
おそらく一番リスクが少ないのがこれ、個人で副業を始めることです。
会社員として雇用を守られつつ、かつ自分で好きなだけ稼げる働き方なので、おそらく収入の安定度も自己充実感もMAXになるでしょう。
いきなり独立やフリーランスになるよりも、まずは副業という形で個人でビジネスを始めたい人なんかにうってつけ。
ちょっとしたお小遣いが欲しい、とかであれば、簡単なアルバイトとかでもOKですので。
とはいえ、普段の会社勤めの後に副業をするのは体力的にも精神的にも結構負担が大きいです。副業頑張りすぎて本業に支障が出たら、元も子もないし。あとは、会社の就業規則に「副業禁止」があるかどうかだけ気をつければ大丈夫かなと。
その6.資産運用を始める
iDeCo・つみたてNISAのような、お得な制度を使って資産運用することも、元手のお金を増やす手段です。
ですが、iDecoは60代にならないと引き出すことができないこと、つみたてNISAも年間で40万円までという制約があり、増やすにしても時間が掛かるためあくまでも保険として使うぐらいが丁度いいかなと思います。
それに、元手のお金も必要になる点も注意です。とはいえ、20代の人であれば、つみたてNISAだけはなるべく早い段階で始めると後々楽になるかもしれません。
資産運用って何?という人は、投資信託や不動産投資に関する無料セミナーへ参加してみると勉強になるのでオススメですよ。
特に投資信託は月3万くらいから始められる「つみたてNISA」等を学べるため、若い内に正しい情報をキャッチすることをおすすめします。
最後に:30代でもまだまだチャンスは十分ある
30代でも、まだまだ年収を伸ばすチャンスはあります。それどころか、人生これからです。諦めちゃうのはまだ早い。
確かに30代で年収300万円台だと、30代全体の平均よりも低いのは確かでしょう。なので、うわっ私の年収低すぎ…って思うのは無理もありません。
しかし今の時代でラッキーなのは、ITやマーケティングスキルを身につければ、専門性の高いITエンジニアを目指すことも、副業を通じて収入を増やせるWebマーケター、Webデザイナーになることもできます。
大切なことは、「将来これは伸びるのでは?」と思う分野を見つけて深堀りし、自ら行動を起こすこと(周囲が副業をしていなければ自分は副業をはじめて見るとか、HTML/CSSやWordPress、プログラミングを学んでみるとか)が重要だって話です。
すなわち、個人でもやれることはいろいろあるんですよね。
だから全てを諦めるより前に、今の自分に何ができるか、どうしたら欲しい結果が手に入るかをひたすら調べ、将来から逆算して行動に落とし込むことが現状打開には必要なんじゃないかなー、と思います。
- Webマーケターとして活躍したい!
- Webマーケティングを用いて更にキャリアアップしたい!
- 未経験だけどWebマーケティングに挑戦したい?
Webマーケターに興味を持ち、更に実務を積んで今よりもさらに上流の仕事につきたいと考えるなら、転職の専門家であるエージェントを活用していましょう。
特に、転職経験が少ない人や、転職初心者であれば、転職支援サービスを使うことで、企業が転職希望者に求めていることが分かります。
人生における重大な決断である転職を失敗させないために、良質なエージェントを活用して、キャリアップに挑戦してみませんか?