就職活動でも転職活動でも、なかなか内定が決まらなくて苦しむ人って一定数いると思うんですよ。というよりも、かつては私もその一人でした…。
学生時代の就職活動然り、はじめての転職活動然り、なんでかなぁと悩む日々が続きましたね。
今回は転職相談を数100件以上こなしてきた転職相談のプロから、就職・転職に関するアドバイスを頂きましたので、その内容をまとめてみました。
内定が取れなくて困っている方は是非チェックしてみて下さいね。
目次
内定が取れない人多い3つの傾向
転職・就職支援コンサルタントの方の話によると、内定が取れない人には次のような特徴が多いとのことでした。
- 承認願望が強い
- 企業が求める能力と自分の能力の差を正しく認識できてない
- 自分が入りたい業界に詳しい友人・知人が少ない
承認願望が強い
とにかく、内定を取りたい!という欲求が先走ってはいないでしょうか。
周囲のプレッシャーが強いからといって焦ってはなりません。「こんなに頑張ってるのに、なんで俺は認められないんだ!」と心のなかで叫びだしたら、おそらく危険信号です。
こうなってしまった場合はまず一旦落ち着く事が大事とのこと。ときには就職の目的や将来実現したいことなどを見直すことも必要です。
企業が求める能力と自分の能力の差を正しく認識できてない
求職者側が「自分はできる!」と思っていても、企業側から判断してちょっと届かないなぁとか、方向性がずれてるなぁと思われると、残念ながら採用には繋がりません。
人事側も人間ですし、完璧な存在ではありませんが、面接はお互いのマッチングの場なので、求職者側も自分が人事担当者が求める水準を満たしているか、しっかりと分析する必要があります。
自分が入りたい業界に詳しい友人・知人が少ない
自分が入りたい業界について、まずは下調べをするのが定石だと思いますが、それを知るには、その業界で活躍されている方に聞くのが一番です。
しかし、その業界に詳しい人とのつながりがなければ、業界についての情報を得ることは難しいでしょう。これは結構心当たりがある人が多いのではないでしょうか。
例えばWebマーケターになりたいと思ったら、現実にWebマーケターとして仕事をしてる人を知る必要があります。もし可能であれば、直接その方とやり取りできるといいかもしれませんね。
今ならTwitterを始めとしたSNSを使えば、容易に情報をゲットできるので、それほど難しくないはずです。
内定が取れない人に見られる良くない傾向
- 承認願望が強く就職が目的化している
- 企業が求める水準に届かず、自らを客観視できていない
- 自分が希望する業界の知人がおらず、そもそも業界のことを理解してない
内定を取るために意識したい4つのこと
では、内定を獲得するために意識しておきたいこととは何か。
ざっくりまとめると、4つの要素があるとのことでした。
- 就活をすることorその業界で働く目的をもつ
- 入りたい業界に詳しい友達を10人作り業界の文化を学ぶ
- 就活はそもそも“運要素”が大きいものだと諦める
- 就活に固執せず多様な選択肢があることを知る
就活をすることorその業界で働く目的をもつ
働く「目的」とは、言い換えると自分がその職に就いて働く「ビジョン」を持つこと。
要するに、その業界に入り仕事を通じて自分はどういう人間になりたいのか、自分はどのように生きたいのかを考えることです。
人には様々な欲求がありますよね。例えば、
- 安定して働きたい
- とにかくたくさんお金を稼ぎたい
- 起業して皆から尊敬されたい
- 仕事はそこそこで自分の創作活動を続けたい
- 困ってる人のために自分自身を捧げたい
仕事に対する思いや考え方はたくさんありますし、個人一人ひとりがそうした考え方や将来のビジョンを持つことは、そもそも仕事をするための原動力のはずですよね。良い悪いに関わらず。
自分がどうしたいのかが分からない人は、声優の大塚明夫さんの著書「声優魂」を読んでみると、自分自身のモチベーションが何であるのか参考になるかもしれません。
「自分がどうしたいのか」はなかなか決めるのは難しいかもしれませんが、自分自身の価値観と向き合うことはできるはずです。
https://kyo-kun.com/impression-of-after-reading03.html
入りたい業界に詳しい友達を10人作り業界の文化を学ぶ
内定獲得のための極意は、先述の通り自分が入りたい業界の文化を知ることです。そのために、その業界に属する友人・知人を10人つくります。ここでいう“文化”とは、働く上で求められる最低限の知識や業界用語、考え方のことで、これはどんな業種・業界にも何かしら存在しています。
例えばWeb業界だったら、WordPressとか、モバイルファーストとか、その時々話題となる技術・テクノロジーについて導入するか否かなどが話題になります(平成27年時点)。
目安としては、その業界人とある程度会話ができるレベルまでもっていけるのが理想です。作った10人の友人・知人から業界の文化を学ぶことで、彼らの会話についていけるようになれば、人事側に「こいつは調べてるな!」「やる気があるかも!」と判断してくれる可能性が高くなります。
この、「友達・知人を10人作る」という発想は、なかなか気づくことがむずかしいのではないでしょうか。なので、是非覚えておくことをオススメします。たとえ10人に届かないにしても、業界人と繋がることで業界の文化や「当たり前」なことをしっかりと吸収するようにしてみて下さい。
就活はそもそも“運要素”が大きいものだと諦める
身も蓋もない話ですが、就職・転職活動で1番大きな要因は「タイミング」です。つまり就職・転職活動は運要素に左右されるものです。
自分の求める求人が出てくるかどうかなどは、事前に会社の内部情報をしらなければ完全に“運要素”といっても過言ではありません。これについては、個人の努力でどうにかするのは難しいでしょう。
できることがあるとすれば、内定獲得のために誰よりも早く情報をキャッチできるようにスタンバイしておくことでしょうか。業界に精通した10人の誰かから、もしかしたら耳寄りな情報をキャッチできるかもしれませんね。
チャンスは待ってくれないので、常にアンテナだけはしっかり張り巡らせておきましょう。
就活に固執せず多様な選択肢があることを知る
そもそも就活は、「働く」ための1つのアプローチにすぎません。
人や特定の業種によっては、最初からフリーランスになる人もいますし、世の中には就活をしないで学生時代を過ごした人、中には学生のうちからフリーランスとして起業した人が私の周りにはそれなりにいました。
自分の目的によっては、もしかしたら正社員という選択肢が必ずしも必要でない場合もあるかもしれません。なので、色々な人のキャリアや働き方をできるだけ早い段階でストックすることが重要になります。
内定を取るために意識したい4つのこと
- 就活をする目的や選んだ業界で働く目的を明らかにする
- 入りたい業界に精通する友達を10人作り業界の文化を知る
- 就職・転職活動はタイミングが大きいのでそもそも運ゲーであることを悟る
- 正社員として就活・転職すること以外の選択肢があることを知る
まとめ
これらを踏まえた上で、まず、自分は今何をすべきかを考えてみてはどうでしょうか。
入りたい業界を決めるのか、業界に詳しい友人・知人を作るのか、就活そのものから撤退するのか…。なかなか内定につながらない人は、何かしらやれることがあるはずです。
今の自分の状況と照らしあわせて、今自分は何をすべきなのか、何ができるのかを考えて、必要以上に自らを追い込まないようにしましょう。
自分としっかり向き合って、自分なりの答えを見つけることができれば、闇雲に就職・転職活動をするよりも成長できると思いますよ。
ニート・フリーター・第2新卒ならチャンスはある!
今の御時世なら、正社員経験がないフリーターや、ニート期間が長かったとしても、転職できるチャンスは転がっています。
とはいえ、自分ひとりだけで転職活動を進めるのは至難の業なので、20代や未経験者向けの転職支援サービスを活用して、キャリアカウンセリングしてもらうところから始めることをオススメします。
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Webマーケターに興味を持ち、更に実務を積んで今よりもさらに上流の仕事につきたいと考えるなら、転職の専門家であるエージェントを活用していましょう。
特に、転職経験が少ない人や、転職初心者であれば、転職支援サービスを使うことで、企業が転職希望者に求めていることが分かります。
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