以前転職活動をしていたときの話です。
上記のような、転職エージェントさんとのヒアリングが完了したあと、しばらく音信が途絶えてしまったことがありました。
「時は金なり」っていうのに、なにしてるんだ…なんて思い焦りが募りましたが、何故転職エージェントに相手にされないのか、ちょっと気になったので調べてみることに。
そして、エージェントに放置されてしまう原因は何なのかも、実際に現役で転職エージェントをしている友人に裏を取りました!
その原因は、次の4つに集約されるとのこと。
- 時期的に紹介できる求人がない
- 求職者のスキル不足で紹介できない
- スキルはあるけど人格に難あり
- 転職エージェント(会社含む)に難あり
原因に加え対策も追記したので、私と同じように転職エージェントを活用して困ったことがある人は、ぜひとも参考にしてみて下さい。
目次
はじめに:まず転職エージェントへの理解を

よろしくお願いいたします。
というわけで、本記事で助言をくださるT.K.氏は、大阪にあるWeb系転職に特化した企業の転職エージェントさんです。
本題に入る前に、まず転職エージェントのおおまかなビジネスモデルを知っておきましょう。
一般求職者が無料で転職相談ができるのは、このビジネスモデルの上に成り立っているから。
そしてそれを紐解いていくことで、転職エージェントに相手にされない理由について考えることができます。
転職エージェントはのビジネスモデルは、大方こんな感じです。

ざっくり解説すると、
- 求職者がエージェントサービスに申し込み
- エージェントから求人の斡旋や書類作成サポートを受ける
- エージェントが求人企業へ人災の斡旋をし、書類選考・面接へ。
- 採用されたら、それがエージェントの報酬につながる。
というビジネスモデル。
エージェントさんは求職者を企業へ転職することで売上を稼ぐ、つまり、求職者を転職させないと自分のお給料が増えないということですね!
では、それらを踏まえて、エージェントさんが相手してくれない原因を見ていきましょう。
原因1.紹介できる求人数がそもそも少ない

出ない時期だと求職者の応募があっても、紹介できる求人がない、といったことが起こりますね。
閑散期など紹介したくても紹介する求人がない、というパターン。支援したくてもできないケースですね。
転職にもシーズンがあって、活発になる時期とそうでない時期があります。
大手転職エージェントサービスを展開するdodaの「中途採用の募集が多い月ランキング」によると、以下のような結果が。
中途採用の活動時期が決まっている企業を対象に、募集の多い月を聞いたところ(複数回答形式)、3月(31.4%)〜4月(31.1%)が最も多く、3割以上の企業がこの時期に積極的に採用活動を行うことがわかりました。次いで9月(23.8%)〜10月(21.7%)で、2割以上の企業が積極的に行うと回答しています。(…)
情報が少し古いですが通年での転職市場の動きを調べたもので、大体1〜3月、9〜10月頃に企業が積極的に求人数を増やす傾向があるのだとか。
対処法:時が来るまで待つか自分で探すべし
タイミングの問題なので、待つかなり他のエージェントに登録するなり、もしくは自分でアルバイトするなりしましょう。
しかし待ってばかりだと、いつの間にかエージェントさんに忘れられちゃうかもしれないのでご用心を。
原因2.求職者の実力が求人条件に見合わない

実務経験やポートフォリオについてアドバイスしたり、企業に交渉したりしますが、結果は企業次第ですね…
ポートフォリオやこれまでの実務経験と、求人で求められてる業務内容を比べて、
「ちょっとお前さんよ、このレベルじゃ入っても厳しいだろ…」
と思われてしまうケース。原因1とセットになりそうな感じがしますね。
これもまぁ、割とよくあるケースなのではないでしょうか。
対処法:実力をつけ実績をつくるべし
実力がつき数字で自分の仕事の結果を示したり、ポートフォリオをブラッシュアップし実績を重ねれば、これは乗り越えられます。
例えばリスティング広告の運用者であれば、
といった感じでしょうか。
さらにそれを達成するに当たり、どんな施策を試したか、どうすればもっと良くなるかを自分なりに考えて論理的に主張できれば文句なしでしょう。
なので、いま応募しようと考えている求人のレベルが高すぎないか見直したり、アルバイト・パート等で少しでも知識と経験を身につけたりと、いろいろな方法を実践して腕を磨いてください。
余談
Webデザインができる、Webプログラミングができる人はそれほど多くないですが、オフィス系ソフトなら操作できる人なら結構いるでしょう。
Web系職種の中でも、Webマーケティングならスキル面で見れば最低限オフィス系ソフト(Excel、PowerPoint)が操作できれば未経験でも入れます(私もそれで入りました)。
Excel関数は職場に入ってから学んでもOKなケースもあります(これも実際私がそうでしたので)。
専門スキルはなくても未経験から入れ、専門的なスキル・考え方が身につけらえるWebマーケターは、実は結構美味しいポジションなのではないかなと、個人的には思ってます。
もちろん仕事は地味で大変ですが、将来的に応用が効く堅い仕事なんじゃないですかね。
原因3.スキルはあるけど性格・人間性に難ありと判断される

ちなみに人柄が良くても、相手と上手くコミュニケーションとれなさそうだなって思われると、やっぱりキツいです。
3つ目は、求職者自身の性格に問題があるとエージェントにみなされた場合。
人柄は悪くないけど面談などで、上手くコミュニケーションとるのが難しいそうと判断されると、これもまたキツいようです。
仕事はコミュニケーションと言われるくらいなので、意思疎通ができることは必須とみて間違いないようですね。
本当に性格悪い人は…、徳を積んで下さい(マジで性格悪い人は自分の性格を変えられないと思うけど)。
対処法:コミュニケーションは相手のことを考えるべし
性格が悪いと判断される場合は、言葉遣いとか相手の気持ちを考えるのが苦手な人に多い気がします。コミュニケーションが下手で損をしている人も、同じようなな傾向があるかと。
相手は今どんな状態か、どういう手段なら自分の情報を受け取ってくれるか、どんな言葉選びをすればすんなり受け入れてくれるか等、相手の立場を意識するところから普段のコミュニケーションを心がけるといいんじゃないでしょうかね。
原因4.エージェント(ないしその会社)が企業から嫌われている

エージェント業界も限りなく黒に近いグレーなことしてる会社もあるので…、勘弁してほしいですけどね。
身もふたもない話ですが、登録派遣会社もしくはエージェント個人がそもそも提携会社と仲が悪い、という事例もありました。
求職者と企業の求める人材がマッチングしなくても無理矢理転職させるような、必要以上に売込みが強いエージェントにこういう傾向ありそうですね(この場合、企業側は企業側で迂闊だと思いますが)。
対処法:エージェントは複数登録して相性の良いところを活用すべし
こればかりは自分が選んだエージェントが良くないので、さっさと乗り換えましょう。
求職者のあなたは何も悪くありません。
転職エージェントと一言で言っても、業界に特化したものもサービスもあれば、総合的にフォローしているサービス、特定の年代に特化したサービス、特定の地域に強いサービスなど、様々な特徴があります。
これから転職する人はエージェントに複数登録して、自分と相性のよい会社とエージェントさんに登録するのが良さそうです。
まとめ
まとめると次の通りです。
- 時期的に求人がない→時期をずらすか他のエージェントに頼るべし
- スキル不足で紹介できない→腕を磨き実績を作るべし
- 人柄に難ありと判断される→相手のことを考えたコミュニケーションを心掛けるべし
- エージェントに難あり→複数のエージェントに登録するべし
T.K.氏いわく、
とのこと。エージェントさんも相当の激務といえそうですね…!
本当にお疲れ様です。
未経験でWebマーケティング入門なら派遣がオススメ
Webマーケターになりたいけどスキルが足りない!って言う人は、まずは未経験からでも入りやすい派遣をオススメします。これでスキル不足は多少ハードルが下がります。
また派遣の場合、正社員と比較して責任の領域も小さいので、正社員よりも求められるコミュニケーション力も若干ハードルが下がるはず。
パーソルテクノロジースタッフの派遣
これは、専門スキルとポートフォリオを求められるデザイナーやプログラマにはない特徴でしょう。
もちろん、始めのうちは大変なケースもありますが、1、2年経つ頃には自分で色々できるようになれるはず。

マーケターになることで、世の中をうまく切り抜ける考え方や、自己実現に必要な考え方を身につけられます。
そのためにも、まずはWebマーケターとしてのキャリアを歩みはじめてはいかがでしょうか。
最後に
転職エージェントさんは自分と相性の良い人(求職者の悩みを理解できる人、業界に詳しい人、雰囲気的に話しやすい人等)に出会えるかどうかが大きなポイントなので、複数登録するなどして、自分にあった人を是非探してみてくださいね!
とのこと。
ご協力いただいたエージェントT.K.氏には、この場を借りて御礼申し上げます。
ご協力ありがとうございました。m(_ _)m

- Webマーケターとして活躍したい!
- Webマーケティングを用いて更にキャリアアップしたい!
- 未経験だけどWebマーケティングに挑戦したい?
Webマーケターに興味を持ち、更に実務を積んで今よりもさらに上流の仕事につきたいと考えるなら、転職の専門家であるエージェントを活用していましょう。
特に、転職経験が少ない人や、転職初心者であれば、転職支援サービスを使うことで、企業が転職希望者に求めていることが分かります。
人生における重大な決断である転職を失敗させないために、良質なエージェントを活用して、キャリアップに挑戦してみませんか?