- ブログを始めたけど人が来ない。。
- アクセスを増やす方法って何があるの?
こんな悩みを持つ人向けの内容です。
ホームページやブログのアクセスを集める方法って、実はそれほど多くないんです。
大きく分けると、次の5つ。
- 検索エンジン(SEO)
- ソーシャルメディア(SNS)
- リファラ
- ダイレクトリンク
- Web広告
それぞれどんなものなのか詳しく知りたい方は、是非続きを読んでみてください。
企業のWeb集客を仕事にしている、現役Webマーケターが解説します。
目次
その1.検索エンジン(SEO)
まず絶対に欠かせないのが、検索エンジンの存在です。検索エンジンといえば、GoogleとYahoo!JAPANの2つが思いつきますよね。
ここで検索エンジンの利用者数推移で見ると、次のような具合です。
検索エンジン | Yahoo | Bing | Baidu | DuckDuckGo | MSN | |
シェア | 75.31% | 20.91% | 3.05% | 0.35% | 0.16% | 0.08% |
日本国内における2019年5月の数値を見ると、Googleが75.31%で最もシェア数を誇っていることがわかります。
次にYahooが20.91%となっていますが、実はYahooの検索エンジンはGoogleと同じものを使っているため、実質的にYahoo=Googleとなります。
そうすると、検索エンジンのシェアはGoogleが95%を超えるシェアを誇ることになり、実質てきにGoogle独占の状態です。
つまり、検索エンジンへの対応はGoogleのみでOKということになります。
検索エンジンから自分のサイトを見つけてもらえるように、ページを最適化することをSEO(Search Engine Optimization)といいます。これも、ブログやサイト運営をしている人なら聞いたことがあるでしょう。
検索エンジンからの集客は検索結果に反映されるまでに時間がかかるものの、個人ブログやホームページに加え、ECサイトやコーポレートサイトまで、ありとあらゆるサイトにおいて有効な集客方法です。
ちなみにこのブログの集客の大半(約80〜90%位)は、この検索エンジンからの集客になってます。それほどまでに、個人のWeb集客において、検索エンジンの活用は欠かせないものです。
その2.ソーシャルメディア(SNS)
すっかり人々の日常に馴染んだソーシャルメディア。
国産のものから海外のものまで、実は結構な種類が存在してるんですよね。
その中でも、ホームページへの集客に向いてそうなものをいくつかピックアップしててみました。
それが、Facebook、Twitter、はてなブックマーク、Youtubeです。
Facebookは実名顔出しで公開するSNSなので、自分のリアルの場での友人・知人、身内の人に対して発信するのに向いてます。
企業やメディア運営者向けには「facebookページ」という企業アカウントも作成でき、こちらは「いいね」をしてくれたユーザーに対して、投稿を届けることができます。
自分のことを知っている人たちへの発信&集客になるので、新規顧客に対するアフィリエイト広告を利用したマーケティング等には向きません。
しかし一方で自分のファンや興味関心を持ってくれた人、自分をよく知る人へ投稿を発信できるため、オピニオン記事や自己紹介記事には、反応をしてくれるかもしれません。
新規顧客やユーザーと出会うためではなく、自分のことを知り、興味関心を抱いてくれた方と仲良くなるためのツールといえます。
2010年に日本に上陸したTwitter。facebookと双璧を成すソーシャルメディアの代表格ですね。140文字以内制限の中で、つぶやくように発信ができる手軽さがあります。
Twitter発信の一番特徴は、フォロワーやその他大勢のユーザーに「リツイート」されることで、爆発的に投稿が拡散されることです。
それがサイトリンクの場合、一瞬でとんでもないページビュー数を稼ぐことも。俗にいう「バズる」と言うやつです(内容がネガティブで誹謗中傷が絡むと「炎上」と言われます)。
「バズ」を発生させるのは決して簡単ではありませんが、一度発生するとスマホからの通知が鳴り止まなくなり、影響力の凄さを実感できます…!
手軽さと不特定多数の人々に発信できるその特性から、SNSを使った集客の中ではベスト(効率がいい)かなと思います。
しかしそのためには、サイト・ブログの他にTwitterアカウントを自分で育てる必要があるため、体力と根気だけでなく、フォロワーを増やすための戦略性なども必要になってきたりしますので、決して簡単ではありません。
しかし今後もSNSを使った集客ニーズは高まる可能性が高いため、Webマーケティングを生業にする人はもちろんのこと、事業を始める人でもTwitterを集客ツールとして使いこなすのは、ほぼ必須になりつつあります。
はてなブックマーク
厳密に言うとSNSとは違うかもしれませんが、ブログサイトへの集客に大きく貢献しているツールの1つが「はてなブックマーク」です。
Twitter同様、こちらも一時的に爆発的なアクセスを集め、バズらせることが可能です。
はてなブックマークが提供するはてなブログでは、このブックマーク機能を使ってブログの読者を増やせるのが最大の強みです。
なので個人ブログをやっている人は、はてなブログが一番多いような気がしますね。
Youtube
2018年頃から注目をあびるようになったのが、Youtubeの存在。
多くの人は、娯楽や暇つぶしに動画を見ている方も多いのではないでしょうか。
Youtubeの利用ユーザーは日本国内だけでも6,000万人/月を超えています(2018年4月時点)。ここは狙わない手はないと言えるでしょう。
集客するには自ら動画コンテンツが必要になります。ハードルが高いと思われがちですが、今ではiPhone等で誰でも簡単に動画を撮影できるため、案外簡単に作れたりします。
ブログとYoutubeを上手くリンクさせれば、集客数アップに貢献できる可能性が高い分野の1つでしょう。
その3.リファラ(参照元サイト)
リファラは、流入元からのリンク経由での訪問を意味しています。
例えば、自分の運営するサイトAのリンクを、サイトBに貼り付けたとします。
ユーザーがサイトBにあるリンクを踏んでサイトAへ遷移した、という場合リファラに「サイトBから1件の流入」として計上されます。
つまり、自分のサイトが他の誰かのサイトにリンク付されていたりすることが分かるので、こちらも流入元のサイトを調べることができます。
このリファラ、実はサイト開設直後だと、海外のスパムサイトからの流入が多いんですよね。
しかもGoogle Analyticsにも計上されるので、正確なサイト訪問数を始めとした数値を把握しにくくなり、結構邪魔なんですよね。。。
ちなみに海外からのスパムサイトへは行かないようにしましょう。ろくなことにならないと思うので。
その4.ダイレクトリンク
ダイレクトリンクは、いわゆる”直リン”というもので、アドレスバーへの直接入力や、お気に入り・ブックマーク機能からの流入などがこれに該当します。
つまり、他サイトを経由せず、直接やってくるケースです。
集客を考える上では、ダイレクトリンクはほぼ気にしなくてもいいでしょう。
いうなれば、ユーザーにお気に入りされるようなサイトを作りましょう、といったところでしょうか。
しかし見方を変えれば、ダイレクトでやってくる数が多ければ多いほど、自分のサイトがお気に入りされていたりとかアドレスバーから直で来てもらえてることになるので、自分のサイトのファンがどれだけいるかのバローメーターとも捉えられそうですね…!
その5.Web広告
最後はWeb広告です。
広告は基本的にお金さえ払えば誰でも出稿することができる便利なツール。
その特性上、出稿した広告費を回収できなければ当然お金が減っていきます。
ECサイトやアフィリエイトサイトといった商売向けのサイトにおいては、モノやサービスをコンバージョン((Web上で物やサービスを成約)させるため、非常に重要な集客方法です。
また、広告運用では専門用語をよく使うので、担当者と話せるようしっかりと覚えておく必要もあります。
一方で個人のブログや趣味のホームページの場合は、コンバージョンにあたるものがなければ、広告を活用した集客は難しいでしょう(※お金が有り余ってるなら話は別です)。
広告は、大きく分けて「検索連動型広告」と「ディスプレイ広告」の2種類があります。
(※近年ではSNS広告も増えてきましたが、今回は割愛します)
検索連動型(リスティング)広告
検索連動型広告は、検索エンジンで検索したキーワードを基に表示される広告で、リスティング広告ともいいます(以下、”リスティング広告”で統一します)。
図の赤い枠に表示されているものが、まさにそれです。
少し拡大してみると、
URLの左隣に、「広告」と表示されているのが通常の検索結果と見分けるポイントです。
リスティング広告は、Google広告とYahoo!プロモーション広告との2種類があります。
リスティング広告の一番のメリットは、予算を使えば誰にでもすぐ露出ができる即効性にあります。
SEO等の場合は、検索エンジンに評価されるまでにどうしても時間がかかってしまうのがネックになるのですが、リスティング広告の場合はあっという間に出すことができます。
お金さえ払えばね!
また、リスティング広告の一番の革命的なところは、ユーザーの方から自分が販売するモノやサービスに近づいてきてくれることです。
従来のテレビCMや新聞といったマス広告では、ターゲットではない層へも広告が流れてしまうので、集客効率がそれほどだったんですよね。
しかしリスティング広告は、ユーザーの検索キーワードによって表示される広告なので、最初からやってくるユーザーはある程度、モノやサービスに関心が高い傾向があります。
広告の配信状況などを逐一チェックしながら綿密な運用が求められるので、本業で忙しいクライアントは代理店に依頼するケースが大半でしょう。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、ページ上の特定箇所に表示される画像形式広告で、バナー広告ともいいます。
一時期はGIFアニメーションのバナーも見られましたが、最近はあまり見かけません。
たとえば、この↓にある感じの広告がディスプレイ広告に該当します(注意:Javascriptをオフにしていると表示されません)。
スポンサードリンク
ご覧の通り、文章の間に四角いバナーが表示されていると思います。
ディスプレイ広告は、Googleが提供するGoogleディスプレイネットワーク(通称GDN)と、Yahooが提供するYahooディスプレイアドネットワーク(通称YDN)の2つが代表的です(ちなみに上の紹介した広告例はGDN)。
他にもアフィリエイトバナーやリターゲティングバナーなど、ディスプレイ広告の種類は結構豊富です。
これについては、別途まとめて紹介してみるのが良さそうですね。
おまけ:リアルの場で自分のサイトを紹介する
自分自身の身の回りの人々に自分のサイトやブログをリアルの場で紹介するのも、立派なサイトへの集客方法です。
いわゆる草の根活動的に一人ひとりにお会いして声をかけていくので、作業効率が良いとはいえません。
しかし、実際にお会いした人に対して紹介できるので、リピーターだったり覚えてくれたりしてくれる可能性も高いです。
数よりも質で勝負するのには向いてそうで、Facebookと組み合わせると良さそうです。
このブログも、はじめは自分が知り合った友人・知人への紹介に始まり、彼ら彼女らがS口コミやシェアなどをしてくれたことでアクセスアップにつながってもいるので、案外馬鹿にできない気がします。
まずは自分の近くの人に届ける、って感じで集客経路を増やすのもありかな〜、と個人的には思いますよ。
まとめ
まとめます。
アクセス数アップのための経路は、大きく分けて5つです。
- 検索エンジン(SEO)
- ソーシャルメディア(SNS)
- リファラ
- ダイレクトリンク
- Web広告
自分が集めたいサイトによって、集めたいターゲット層に届きやすい方法もあれば、あまり適切でないものもあります。
例えば資金力のない個人のブログであれば、お金をかけなくても集客できる「検索エンジン」か「ソーシャルメディア」が有力でしょう。
一方で、ECサイト、アフィリエイトサイトの場合は、「広告」も有力な手段です。
ブランドイメージがアップしたり、著名になっていけば「リファラ」「ダイレクトリンク」も増えるかもしれません。この2つについては、「手段」というよりも「結果」という方が適切かもしれません。
自分のサイトが個人ブログかECサイトか、それともアフィリエイトサイトなのか。
自分が運営するサイトがどれにあてはまるのかを判断した上で、最も効率のよい方法で集客をすることになります。