主に上記のように考えている人向けです。
リスティングを始めとしたWeb広告の仕事は、確かに副業として取組むことはできます。しかし、実務未経験の場合だと、副業は難しいと言わざるを得ません。
目次
Web広告案件の受注に必要なたった1つのこととは?
結論から言うと、ずばり「運用実績」です。
言い換えると、「あなたに任せても大丈夫ね」と思ってもらえる、クライアントからの「信頼」です。これがないと、まず副業案件を受けることはできません。特に、Web広告運用ならば尚更です。
その理由について、お話しますね。
広告運用はクライアントから予算を預かり運用する仕事
広告運用を始めとした「代行業務」というのは、クライアントに代わって仕事を担うことです。すなわち、クライアントの背中を預かる仕事ということ。
特に広告運用の場合は、クライアントが身銭を切って捻出した広告予算を用いて、広告を用いた集客を代理で運用する仕事です。身近な例で言えば、個人の限られた資産を運用するトレーダーのような存在に近い。
そのため、「クライアントから予算を託された存在」こそ広告運用者の立場であり、その信頼に報いることが不可欠なのです。
相手の立場に立ち「この人に任せても大丈夫」といえるか?
それではクライアントの立場にたって見た時、果たして自分は「この人に任せても大丈夫?」と思ってもらえる存在だといえるでしょうか。
自らを客観的に見るのは決して簡単ではないですが、自分が過去に取り組んできた経験と、それを裏付ける事実や証明があれば、「私ならできる」と思えるかもしれません。
もしそうでないならば、まずやるべきは相手から信頼されるよう、実務経験を積んだり自ら学ぶことからはじめ、そして実績を作ることから始める必要があります。
「実績」の中に含まれるものとは
実績という言葉を使いましたが、ここでいう「実績」とは、具体的には次のことを指します。
【運用型広告の仕事における「実績」の中身とは?】
- 広告運用に携わった年数(現役か否かも含む)
- 携わった案件の数とそのジャンル(EC系、リード獲得系、BtoB系等)
- 携わった運用案件で実際に出した成果(広告経由の売上金額、CPA等)
- 過去に勤めた企業(広告代理店や支援会社or事業会社)
もちろん上記は、実績の一部でしかありませんが、たいていのクライアントが気になるのは、上記の箇所になると思います。
上記の実績をもとに、「自分ならこう考えて実施した」「このときこういう状態だったので、こうしたらこうなった」といった、自らの経験も交えて話すことができれば、クライアントからの信用も得られやすいでしょう。
また、受託を考えている企業が扱うジャンルと自らの経験や実績が豊富なジャンルが合致していると、クライアントからはより安心して任せてもらいやすくなります。
Web広告運用の実績を手に入れられる3つの方法
広告運用の代理業は「信頼」があってこその仕事。その信頼を得るためにできることは、「この人に任せても大丈夫」と思ってもらえる「何か」を受注する側が持つことです。
特に「運用して結果を出した実績」こそが一番信頼してもらいやすい要素であることは、ここまででなんとなく分かってもらえたかと思います。
とはいえ、じゃあ実績ってどうやって作ったらええん?と誰もが思いますよね。実際に、Web広告運用の実績を得るための方法をリストアップしてみました。
【Web広告運用実績を手に入れるための3つの方法】
- 本業でWeb広告運用者として転職して、その後実務経験を積む
- 今の仕事を続けながら自力で実績を作る(ただし難易度は高い)
- Web広告運用を学べるスクールを利用する
それぞれについて説明していきますね。
その1.副業する前に転職して本業で結果を出す
広告運用の実績を得るという点において、おそらく一番堅実なのがこれ。本業にて広告運用を経験することです。
ただし、人によっては転職が必要になること、そこからキャリアの評価が白紙に戻るリスクも考えると、安易に選ぶべきかというと非常に難しいところです。
20代中盤ぐらいまでならリカバリーはまだまだ可能ですが、30代からのスタートだと収入的にも相当厳しくなります。そのため、今の会社を続けながらWeb広告運用に挑戦できる方法についても、同時に検討した方が良いです。
その2.自力で実績を作る【ただし難易度は高い】
今の会社を辞めずに実績を作るならば、自分で実績を作る方法もあります。
ただし、広告運用について全くのゼロからスタートであれば、広告運用の技術習得に相当な時間が掛かる上、勉強として実際に運用する予算額も相当膨らむことになるだろうことから、決して万人にオススメできる方法ではありません。
やるとするなら、知人や友人の紹介という形で、Web集客に困っているクライアントのサポートという形で案件に参画することになるでしょう。
もちろん友人知人の紹介とはいえ、しくじってしまえば信用失墜につながるので、これもまたハイリスクなのは確かです。
ちなみに私には、経験がないけどFacebook広告の運用案件を受けたけど、結局運用も改善も何もせず放置してクライアントだけでなく紹介者からも信頼を失った知人がいます。
人のつてを利用するのも現実的な手段ですが、中途半端な覚悟でやろうものならば人間関係も崩壊しかねないので、ハイリスク・ハイリターンになるのは覚えておいてください。
その3.Web広告運用を学べるサービスを利用する
確実に副業に取り組める保証はありませんが、今の仕事を辞めずにスピード重視するなら現実的な方法です。もちろん受託前の段階で受講料金は発生するので、お金にも時間にも余裕が必要になります。
しかし、数ある選択肢の中でも、時間的なロスおよび本業へのリスクはおそらくこれが一番少ないです。特に30代以上であれば、転職よりも副業を優先的に考えた方が現実的です。
Webマーケティングを学べるスクールは、自社で広告運用の受託案件を受けている場合もあり、受講生に対して案件を紹介してくれるケースがあります。また、新規顧客との出会い方や案件を受注してもらうためのノウハウを教われるスクールもあります。
数あるスクールの内、個人やフリーランス向けのスクールサービスを挙げてみました。
【Web広告運用を学び副業・フリーランスに挑戦できるサービスの例】
- コンバジョニスタ
:副業・独立に必須な新規顧客獲得・営業法が学べる数少ないスクール。独立・副業ならここが強い。
- WANNABE Academy
:SEM特化。広告運用者としての転職が目的なら一番オススメだが、副業案件の紹介もある(必ず案件をもらえるわけではない)。
- WEBMARKS
:SEO特化。フリーランスコースの場合は具体的な案件の獲得方法のサポートを受けられるので、副業希望者にもオススメ。
※いずれも公式サイトにて、無料相談への申込みが可能です。
というわけで、まとめです。
【Web広告運用実績を手に入れるための3つの方法】
- 本業でWeb広告運用者として転職して、その後実務経験を積む
- 今の仕事を続けながら自力で実績を作る(ただし難易度は高い)
- Web広告運用を学べるスクールを利用する
最後に:副業案件獲得は「信頼」が命だと心得よう
未経験者の内は、まず巨人の肩を借りることで、独り立ちができるくらいの、クライアントに信頼されるような「実績」を手に入れましょう。
そうすることで、誰にでも広告運用の仕事に携わるチャンスは掴めるのではないかと思います。
- Webマーケターとして活躍したい!
- Webマーケティングを用いて更にキャリアアップしたい!
- 未経験だけどWebマーケティングに挑戦したい?
Webマーケターに興味を持ち、更に実務を積んで今よりもさらに上流の仕事につきたいと考えるなら、転職の専門家であるエージェントを活用していましょう。
特に、転職経験が少ない人や、転職初心者であれば、転職支援サービスを使うことで、企業が転職希望者に求めていることが分かります。
人生における重大な決断である転職を失敗させないために、良質なエージェントを活用して、キャリアップに挑戦してみませんか?