- 毎月のお給料が少なくて貯金できない…
- 毎月のお給料が少なくて将来が不安…
- 何とか今よりもお金を増やす方法はないの?
この記事にたどり着いた方は、このような悩みや疑問を持ってるのではないでしょうか。
結論から言ってしまえば、収入を増やす手段は基本的に3つしかありません。
- 転職して収入を伸ばす
- 副業で給料とは別の収入源を作る
- 独立・起業する
この記事では、収入の少ない20代はどうやって収入を増やせばいいのかについて解説します。
現在の20代をとりまく賃金の状況等を考慮しながら、これから30代、40代を迎えるにあたり、どうすべきか考えて実行するキッカケになれば幸いです。
目次
前置き:現代の20代における平均年収は300万円代
ちょっと見てほしいのがこちらのグラフ。↓
これは国税庁による『平成29年分 民間給与実態統計調査』の結果で、グラフは年齢別の平均年収を表しています。調査によると、20代(25〜29歳)の平均年収は361万円という結果が出ています(内訳:男性が393万円、女性は318万円)。
さらに30代になっても400万代、40代手前になってようやく500万という感じですから、子供の教育に住宅に車…と考えたら、いくらあっても安心できないと感じる人も多いでしょう。
そして現代の20〜30代は、これから更に年金等の負担が増えてくると予想されるので、お金は本当にいくらあっても足りない状態になりかねません。
今の20代30代にとっては、何が何でもお金を稼ぎたいと考える人は少なくないと思います。しかし冒頭でも触れたように、収入を増やすには次の3つしか方法はありません。
- 転職して収入を伸ばす
- 副業で給料とは別の収入源を作る
- 独立・起業する
それぞれについて、「じゃあ具体的にどうすればいいの?」という点にも踏み込みながら、言及してみたいと思います。
その1.転職して収入を伸ばす
1つは今よりも給与の良い会社や業種・業界へ転職すること。おそらくこれが1番無難かつ増える金額の可能性が高いです。
メリット:業種・業界によっては大きく増える
人の生涯年収を決めるもの、それは、「所属する業界」と「職種」です。これでほぼ決まってしまうんですよね。
例えば、市場規模マップというサイトがあるのですが、これを見ると、動いてる金額の大きさが業界によって違うことが一目瞭然。
建設や医療、不動産や生命保険などは特に市場規模が大きいのが分かるはずです。市場規模が大きければ、当然流れてくる金額の量も増えるため、より大きな金額を動かせることになります。
また職種によっては、例えば営業職のように成功報酬型の職種であれば、頑張った分だけインセンティブとして給与に反映されるかも知れません。
収入を増やしたいと考えるならば、流れる金額の量が大きい業界もしくは、成功報酬型か、歩合制で給料が決まる職種を選ぶのも1つの考え方です。
デメリット:社会の変化や求人詐欺など不確定要素も多い
しかし気をつけるべきは、転職によって毎月の月収が増えたとしても、賞与(ボーナス)がない、退職金がない、副業禁止、今よりも更に発展できる実務を経験できない等、転職したことによるリスクも発生します。
企業の中には、最初に提示した条件と待遇がまるで違ったり、「聞いてた話と違う!」という、いわゆる求人詐欺的なこともあります。
今年の新卒が会社を辞めた理由の1位が「求人詐欺」です。もう防ぎようがなく無いですか?聞こうにも調べようにも、相手は最初から騙すつもりで嘘を付くのだから。就活生にはいまだに手書きの履歴書を求めるくせに、会社側はそもそも給料すら偽るとか搾取させてくださいと言ってるのと同じですね。 pic.twitter.com/j1rZc8Jh4J
— 自己責任論撲滅@ブログ「過労伝説」運営中 (@u2qKSkUcSIeBuid) 2019年5月19日
新卒社員が会社を辞めた理由の1つが「求人詐欺」によるものといわれてますが、これは転職においても同じことが起こると考えられます。
なぜなら詐欺を働こうとするのは企業側の姿勢の問題だから。そしてこればかりは、求職者側は避ける以外の選択肢はありません。
なので、年収アップ目的で安易に転職をする、というのは場合によっては危険なので、くれぐれも慎重に進むべきです。
少なくとも、転職会議やOpenWork(元Vorkers)などで、企業の情報収集はしっかりしておきましょう。
その2.副業で給料とは別の収入源を作る
勤めている会社の仕事とは別に、自分の力で副業をすることも収入を増やすにはもってこいです。いまや国内企業でもどんどん副業を認める動きが進んでいますので…!
就業者に占める「副業」率が4%にとどまる日本。日経が大手企業に実施したアンケートでは、回答を得た約120社のうち約5割が従業員に副業を認めており、解禁が進み始めています。https://t.co/e3rSXH2yhR
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2019年5月19日
日本経済新聞が行った調査によれば、回答してもらった121社のうち、5割が副業を従業員に認めているとのこと。
とはいえいきなり大きな金額を稼ぐのはなかなか大変なので、まずは月数万円(2〜3万円)を目安に頑張ってみるのが良いかと思います。
メリット:自発的に動けば収入と充実感がアップ↑
例えばWeb広告やオウンドメディア、ライターの仕事等をしている人ならば、個人でアフィリエイトサイトを運営することによって、アフィリエイトの副業ができます。
またイラストレーターやデザイナーなどでも、会社の仕事とは別に個人で作品を発表したり、仕事を受けることで副収入を得ることができます。
つまり自分の主体性次第で、稼ごうと思ったら稼ぐことができるのが大きな特徴です。
もちろん必ずしも稼げるわけではないのですが、会社でのフラストレーションを発散することも可能なので、収入のほか人生の幸福度も上がるメリットがあります。
また、副業ような労働力の対価として稼ぐ以外にも、投資信託や不動産投資といった方法もあります。この辺りは、各自の状況に合わせて選択するのが良いでしょう。
会社員であるならば、知識だけでも仕入れておいて損はないと思います。
デメリット:副業禁止&長時間労働に注意
しかし、それでも就業規則で禁止している会社が未だに顕在している場合もあります。むしろ肌感覚的にはこちらの方が多数派ですらありますね。
なので、副業を禁止している会社の場合は予め注意する必要があります。
本来的に副業を禁止する法的拘束力はありませんが、情報漏えい等が発生した場合には損害賠償レベルの問題に発展することもありますし。
また、副業にコミットしすぎることで、これまでよりも長く働くことになるため、不規則な生活習慣になりがちです。身体に悪影響が出てしまったら、副業どころか本業がおぼつかなくなりますから。
就業時間の問題については、おそらく今後問題が表面化するおそれがありますが、週4日勤務やフレックスタイムの導入など、柔軟な対応が求めら得るのは間違いないと思っています。
その3.最後の手段は『独立or起業』する
転職、副業、これら以外に収入を増やすにはと言われたら、最後に残る選択肢は、独立or起業です。
まぁこれは『副業を拡大して会社勤めを捨てた選択』といえますね。
メリット:金額的には青天井(自分次第)
会社勤めの場合は、予め労働契約書の中で、月額の給与額が定められてますよね。で、だいたいが時間給の使用になっています。
なので、どんなに仕事をしていても、出勤した日数と時間により、毎月のお給料は決まります。
ですが独立・起業した場合はそうではありません。収入は、自分で事業を起こして、それにより発生した売上次第になります。
なので、適切な努力ができれば、会社員のときよりも圧倒的に稼げるようになります。
デメリット:仕事獲れない、年金や税金などリスクも多数
しかし一方で、独立・起業には様々なリスクも伴います。
それは、収入の安定がなくなること、労力が対価として帰ってくるとは限らないこと、会社員時代よりも圧倒的に時間がなくなること、公的な支払いに関する手続きが発生するなど、たくさんあります。
特に年金や税金、社会保険の支払いは会社員時より大変に感じてる人が多いように思えますね。
フリーランスは生活コスト税金社会保険、国民健康保険など考えると
非常に大変だと思う。
それでもバリバリ稼げる人はすごいと思うけど、自分を信用してないので僕はフリーランスになってもそんなに稼げなくて会社員よりお給料少なくなり、休みもなくなる生活を送ることになりそう
— もっちゃん (@cosemi001) 2019年5月22日
中には、会社員時代よりも稼げなくなりそうと考えるゆえに、フリーランスや独立を避ける人もいるようですね。これはこれで、懸命な判断だと思います。
フリーランスになると
確定申告して所得税払うだけでなく
住民税も国保も国民年金も
払うことになって痛い‼という
痛税感を認識するけど税も保険も会社員時代から
何ごともないように
払ってたものだから源泉徴収という
素晴らしい税金白痴化システムの
外に出たってことだよー— はるか@税嬢 (@haruka_tax) 2019年5月24日
ただ一方で、フリーランスになることで、会社員時代には何も考えていなかった税金について勉強し、世の中の仕組みを知ることで上手に立ち回れるようになる人もいます。
なので、支払い関係は大変ですが、若い人であれば一度は経験することで、世の中の仕組みに強くなれる側面もありそうですね。
税金について勉強できれば、「経費で落とす」という考え方もできますし、年収が低いことにより、来年収める税金の額が少なく済ませられることもできそうです(あれ、だんだんデメリットのはずがメリットの説明になってきた…)。
いずれにせよ、年収を増やしたいと心から望むならば、転職にせよ独立にせよ、必ずリスクはつきまとうことは知っておきましょう。後悔してからでは遅いですよ…。
補足:それでもできないときは支出を抑えるしかない
上記の3ついずれもできないのは、とにかく生活コストを抑えるのみです。収入を増やすのではなく、支出を抑える方向性しかありません。
とはいうものの、日々の中の無駄な出費をなくすだけで、月単位でみたら数千、数万円の節約になることもあるので、案外バカにはできないんですよね。特に若い時なら尚更。
不要な消費は極力無くす努力は最も手軽にできるので、日々の消費を見直してみてはいかがでしょうか。
最後に:収入を増やすことは決して楽ではない
基本的に、手軽にサクッとお金を稼げるものはこの世に存在しません(違法なもの、犯罪レベルのものはあるかもしれませんが推奨できません)。
お金を増やすためには、自らに投資して本業に取り組み市場価値を伸ばして転職するか、副業などで別の収入源を作るしかありません。
どんな事業も低リスクですぐお金を生むものはそうそうありません。転職なり副業なり、なにかしらのリスクや挑戦をすることで、始めて収入が伸びる可能性が生まれますから。
もちろん、すぐにお金を増やせないつらさは痛いほど分かりますけどね。
- Webマーケターとして活躍したい!
- Webマーケティングを用いて更にキャリアアップしたい!
- 未経験だけどWebマーケティングに挑戦したい?
Webマーケターに興味を持ち、更に実務を積んで今よりもさらに上流の仕事につきたいと考えるなら、転職の専門家であるエージェントを活用していましょう。
特に、転職経験が少ない人や、転職初心者であれば、転職支援サービスを使うことで、企業が転職希望者に求めていることが分かります。
人生における重大な決断である転職を失敗させないために、良質なエージェントを活用して、キャリアップに挑戦してみませんか?