Webマーケティングスクールを比較検討している方からよく、
- 「2〜3ヶ月あればWebマーケティングって身につけられるの?」
- 「2〜3ヶ月あれば未経験でもWebマーケで副業できるようになるの?」
という質問をいただくことがあります。割と多くの方が気にしているトピックだと判断したので、この記事にまとめることにしました。
で、結論から言うと、次の通りです。
2,3ヶ月でWebマーケティングを習得できるかで言えば、基礎的なことならば全く不可能ではないですが、そこから奥深くまで理解すること、実務の中でしか得られない知見を得るのは当然ながら難しいと思います。
そして、クライアントワークとして副業開始は厳しいです。理由はこちらでも詳しく解説してます。
目次
Webマーケティング習得について
まず、2〜3ヶ月でできるようになることからは以下の通り。
【2〜3ヶ月でできることの例】
- Webマーケティングの基礎知識を身につけること
- 広告媒体の管理画面を一通り操作できるようになること
- 「実務未経験のWebマーケター」として転職すること 等
続いて、2〜3ヶ月以上(最低でも6ヶ月)ないと厳しいことは次の通りです。
【それ以上(最低6ヶ月)ないと厳しいことの例】
- Webマーケティング(広告・SEO・解析)の基礎を完璧に身につけること
- 実践的なWeb広告の運用を一人でできるようになること
- クライアントから案件を受託して個人で副業を始めること 等
上記の基準は「絶対か?」といわれると例外な人もいるとは思いますが、一般的な感覚として大きく外してはいないはず。これでも業界経験者なので…。
この記事では、上記についてそれぞれ説明していきますね。
2〜3ヶ月でできるようになること
まず2,3ヶ月でできるようになることについて。
- Webマーケティングの基礎知識を身につけること
- 広告媒体の管理画面を一通り操作できるようになること
- 「実務未経験のWebマーケター」として転職すること 等
1.Webマーケティングの基礎知識を身につけること
まずWebマーケティング周りの基礎知識、これらについては2,3ヶ月もあればきちんと身につけることができます。まぁ知識「だけ」あってもあまり意味がないのですが…
とはいえ実務に携わるための基礎的な知識は回収できるので、キャリアのスタート地点にたつための準備は完了できるでしょう。
2.広告媒体の管理画面を一通り操作できるようになること
Google広告やYahoo!広告といった、Web広告の媒体についての操作も、問題なく身につけることが可能です。この辺りは「慣れ」の部分なので、数をこなせば誰だってできるようになります。
広告文の見出しや説明文を考えて文章を作成したり、出稿するキーワードを調べて企画するのは、初心者のうちはものすごく時間がかかると思いますが、これらも地道に続けていけばできるようになります。
3.「実務未経験のWebマーケター」として転職すること
個人一人で実務未経験にもかかわらず「まともな会社」にWebマーケター転職できる人は、はぐれメタル並の超レア人材というか、大半の人にはまず無理なんじゃないかなと思います。
しかしここ数年の変化としては、有料職業紹介事業の認可を得たWebマーケティングスクールが出たことで、スクールが取引している企業へ転職支援が行われるようになりました。なので、実務未経験からWebマーケターへの転職はだいぶ実現しやすくなったのは確かといえます。
スクール受講にかかる費用は決して安くはないですが(安くても20万円台くらい)、とはいえ転職できれば受講料を取り返すことは可能なので、個人でがむしゃらに頑張るよりも効率が良いのは間違いないと思います。
スクールの登場によって、カリキュラムをしっかりと受講したならば、キャリアのスタート地点に立つことは比較的実現しやすくなったといえます。
2、3ヶ月だと厳しいこと ※最低6ヶ月は必要
続いて、2、3ヶ月では厳しいことについて。
これらについては、最低でも6ヶ月は無いと厳しいんじゃないかなーと思います。
- Webマーケティング(広告・SEO・解析)の基礎を完璧に身につけること
- 実践的なWeb広告の運用を一人でできるようになること
- クライアントから案件を受託して個人で副業を始めること 等
1.Webマーケティング(広告・SEO等)の基礎を完璧に身につけること
Web広告やSEO等、いずれかの特定分野1つだけであれば、ある程度のことは短期間でも身につけることは不可能ではないですが、複数になるとやはり難しいです。まぁ当然ですよね。
まず最初はWeb広告「だけ」、SEO「だけ」といった感じで、1つの分野に集中して学習に取り組む方がいいでしょう。ある程度進んだ段階で、異なる分野についてつまんで見るぐらいが良いかなぁと思います。
2.実践的なWeb広告の運用を一人でできるようになること
スクールによっては「3ヶ月で一流のプロになれる」と広告を出しているところもあるのですが、流石にそれは言いすぎです。一流になるには、やはりそれなりの年月と様々な実務経験が必要になるからです。
この辺りはスクールの訴求を鵜呑みにしてしまったり、時にはメディア運営者すらも欺く広告を行うスクールもあるため歯がゆい部分があるのですが、謳い文句がやたらと魅力的なところほど、無料相談などで徹底的に質問して、納得がいくまで質問しまくることが重要です。
3.クライアントから案件を受託して個人で副業を始めること
実は私も「最近のスクールは実務未経験から副業案件獲得なんてできるの?」と思っていたのですが、残念ながら実務実績がないと基本的には厳しいのが現状です。
考えてみれば当たり前なのですが、Web広告の副業って基本クライアントワークになりますし、そうなるとクライアントに代わって予算を預かり運用するわけですから、実務実績がない人に依頼するというのはクライアントさんからしてみれば当然なわけで。。
なので、実績のない個人がいきなり副業で案件を獲得できるものなんだ!とはあまり考えない方が賢明と言えるでしょう。
最後に:スキルの習得にはきちんと時間を掛けた方が良い
スキル習得を2、3ヶ月といった短期間で身につけられればと思いますが、実務で使えるスキルの習得はなかなか短期間で身につけるのは難しいです。
特に実践的なスキルやノウハウは、ある程度経験値がたまらないと理解しづらいものですので。
短期間で結果を出したい気持ちは分かりますが、必要以上に焦ってしまうとかえって辛い思いをして挫折しやすくなるなどのデメリットもあります。くれぐれもほどほどにしておいてくださいね。
- Webマーケターとして活躍したい!
- Webマーケティングを用いて更にキャリアアップしたい!
- 未経験だけどWebマーケティングに挑戦したい?
Webマーケターに興味を持ち、更に実務を積んで今よりもさらに上流の仕事につきたいと考えるなら、転職の専門家であるエージェントを活用していましょう。
特に、転職経験が少ない人や、転職初心者であれば、転職支援サービスを使うことで、企業が転職希望者に求めていることが分かります。
人生における重大な決断である転職を失敗させないために、良質なエージェントを活用して、キャリアップに挑戦してみませんか?