主にこういう人向けの内容です。
結論から言うと、営業職からWebマーケティングへの転職は可能です。
少なくとも営業職→医者とか、営業職→弁護士といったキャリアチェンジと比較したら遥かに容易という意味で可能ですと、このように解釈して下さい。
ただし、営業職からWebマーケティングへ転職の際に気をつけるべきことがあります。
それは、Webマーケティングでは「押売り型」の営業スタイルではなく、あくまでも顧客の声や悩みに耳を傾けて、しっかりと「顧客に寄り添える」スタンスが求められることです。
なので、これまで会社の看板や饒舌なセールストークだけで押し売り型の営業をしていた人は、気をつけて下さい。
ちなみに、Webマーケティングも営業と同じくらい泥臭い仕事であることを理解しておいて下さい。
もしWebマーケティングに華やかなイメージを持っていたとしたら、その幻想はぶち壊しましょう。
目次
結論:営業からWebマーケティング転身は「あり」
まず営業からWebマーケティングへの転職は可能です。
それどころか、むしろ営業経験のある人がWebマーケティングに転身したら、すごく頼りになる印象すらあります。それは、営業とWebマーケティングには親和性があるからだと考えています。
そして、営業職がWebマーケティング転職に強いと思う理由をまとめました。
理由1.営業経験者は悩みを抱えたユーザー解像度が高いから
営業では、クライアントへ商品の販売する際、前準備としてクライアントの困っていること、悩んでいることにしっかりと耳を傾けることが必要ですよね。
ここがなければ、クライアントからはうっとおしがられるだけですし。。
Webマーケティングも同様で、自分たちがプロモーションをしたい商品が一体どこの誰のためのもので、どんな悩みや課題を解決するためのものなのかを考えるプロセスは必須です。
営業の場合、目の前にリアルなクライアントさんとお話する機会があるため、困りごとや悩みごとを抱えている人をかなり鮮明にイメージできるはずです。
自分たちが商品を届けたい人がどんな人なのか、そこに対する解像度の高さこそが、Webマーケティングにおいて最も重宝される要素の1つになります。
理由2.営業は地道で泥臭い仕事に耐えた経験者が多いから
営業を経験している人なら分かると思いますが、営業の仕事って泥臭いというか、大変ですよね…。オフィスにいてもクライアントとの電話に追われるし、新規開拓や既存顧客への訪問も欠かせないですし。
Webマーケティングでは、客先に出ることは多くないかもしれませんが、それでも営業と同じで地道で目立たず、泥臭い仕事は多いです。
そのため、営業で培ったタフさがWebマーケティングにおいても発揮できる余地があるんじゃないかなと。
営業とWebマーケティングにおける仕事の違い
では実際に仕事における営業とWebマーケティングの違いはどんなところにあるのか、もう少し具体的に見ていきます。
営業は直接クライアントへ問題解決を提案する
一般的な営業の場合だと、すでにいるクライアントへの自社製品やサービスの提案をすることが多いのではないでしょうか。
もちろん、悩んでいる顧客に提案して買ってもらうためには、悩みを理解するだけでなく、商品の良さを上手に伝える技術であったり、そもそもあなた自身のことを顧客に信用してもらう技術も必要です。
いくつもの下ごしらえができてはじめて、営業活動により商品やサービスを受注してもらえるようになりますよね。
営業といっても色々な役回りがありますが、一番の特徴は、自らが直接顧客の元へ出向いてコミュニケーションを取ることにあるといえます。
WebマーケティングはWebを使ってユーザーと関係を作る
一方でWebマーケティングの場合、営業とは異なって、自らが直接顧客の元に赴くことは殆どありません。
直接足を使って出向くところを、Webの技術を使いこなして売上げアップにつなげるのです。
なので、当然のことながらWebの知識やPCのスキルが求められます。またWebマーケティングと一言で言っても、様々な分野がありますね。例えば以下の通り↓
- SEO:Google検索結果の改善や最適化をする。
- SEM:リスティング広告を始めとしたWeb運用型広告を扱う。
- LPO:LP(ランディングページ)の改善や提案を行う。
- CRM:Salesforce等の顧客管理システムを使ったり、メールマーケティングをしたり。
- SNS:Twitterやfacebookといったソーシャルメディアの運用を行う。
当然のことながら、Webマーケティング職になった以上は上記の分野について、最低でも広く浅くの理解は求められます。
なので、元々がIT/Web業界ではなかった営業の方は事前に予習する必要があるでしょう。
Webマーケティングは様々な顧客へアプローチをする
また、Webマーケティングの場合、自分が携わる分野によって顧客へのアプローチ方法も変われば、そもそもアプローチする顧客自体が変わることもあります。
例えばリスティング広告の場合、検索窓で検索しているユーザーに大して、ユーザーが興味関心を持ちそうな見出しコピーで訴求し、商品を検討してもらうよう促します。
一方でCRMであれば、LINE@やメルマガのように一度自社サービスや商品に興味を持ってくれた登録者リストの人たちへ、自社製品の案内したりセミナー・イベントの案内をしたりします。
つまり、今すぐ買いたい人から、商品検討段階の人、そもそも商品の存在を知らない人など、ありとあらゆる人にアプローチをすることができるのがWebマーケティングです。
営業から未経験マーケティング職になる方法
最後に、営業職からWebマーケティングに転職するにはどうしたらいいかに触れたいと思います。
要約すると次のポイントに集約されるでしょう。
- 営業時代の経験をWebマーケティングで活かせることを整理する
- 転職支援サービスを活用する(第二新卒向け等)
それぞれ見ていきます。
営業時代の経験をWebマーケティングに活かせることをアピール
職種が変わる転職の場合、一般的には「ゼロからスタート」する認識と覚悟を持つ必要があります。つまり年収も下がるし、転職先の年下社員が先輩になることもあります。
しかし幸いにも、営業とWebマーケティングの場合、仕事にある程度の親和性があるため、営業での経験をWebマーケティングに活かすことができます。
また、未経験からWebマーケティング業界を志望する理由も、しっかりと書類に落とし込む必要があります。参考までに、私が未経験転職した際の資料も紹介しますね↓
第二新卒向け転職サービスなら未経験OKの求人も多い
そして実際に転職するとなった場合、選ぶべきは求人数の多い大手転職サイトか、あなたが20代であれば既卒・第二新卒に特化した転職サービスがオススメです。
大手サービスであれば求人数が多いため職種未経験でも見てくれる求人がありますし、既卒・第二新卒向けのサービスの場合、未経験歓迎の求人も多くとり揃えているからです。
代表的なサービスは次のようなものが挙げられますね。
- ワークポート:IT/Web業界への未経験転職に強いサービス。
- マイナビジョブ20’s
:第二新卒向け。30代はマイナビエージェント
で。
doda(デューダ):圧倒的な求人数を誇る大手転職サービス。
未経験OKな求人の探し方は、こちらで解説しています↓
最後に:営業できる人はいつの時代も強い
営業からWebマーケティングへの転職は可能です。
それどころか、営業の経験があるからこそWebマーケターとして無双できるポテンシャルを秘めてすらいると思います。
営業もWebマーケティング、どちらも泥臭く地道に続けることが求められる仕事であるため、営業の経験があるあなたのことをWebマーケターとして採用したい!と考える企業は多いはず。
営業として前線で戦ってきた実務経験を誇りに思い、そしてWebマーケティングの世界に足を踏み入れてください。
あなたのWebマーケティング転職が成功することを応援しています。
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Webマーケターに興味を持ち、更に実務を積んで今よりもさらに上流の仕事につきたいと考えるなら、転職の専門家であるエージェントを活用していましょう。
特に、転職経験が少ない人や、転職初心者であれば、転職支援サービスを使うことで、企業が転職希望者に求めていることが分かります。
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