- 転職回数が多いことは不利なの?
- すでに転職回数が5回以上なんだけど、もう絶望的かな…?
こんな風に悩んでる人向けの内容です。
まず結論から言うと、IT/Web業界の企業とはいえ、転職回数が多いことを気にする企業は存在します。ただし評価については「企業次第」です。
残酷な事実かもしれませんが、転職理由が何であれ「転職回数が多いという事実」は、人事の方からしてみると「この人うちでもちゃんと働いてくれるだろうか」という不安につながるのは確かなようです。
しかし、だからといって転職できる希望を、あなた自ら諦める必要は全くありません。
ですが、全てを諦めるにはまだ早いと考えています。
目次
結論:転職回数が多いと確かに企業から不安を抱かれる
IT/Web業界では、転職することが比較的当たり前とされる文化があります。
しかしそれでも転職回数の多さを気にする企業があるのも事実です。その理由は、企業からしてみると「どうせまたすぐ辞めてしまうのでは…」と感じてしまうからです。
人材採用は企業にとって「投資」である
というのも、企業は人材を採用するにあたって、転職エージェントサービスや転職サービスの利用、さらには人材採用の広告を打つなど、一人採用するだけでもそれなりの投資を行います。
そうした中で戦力となる人材を採用して、投資した分のリターンを得るべく企業活動を行うのですが、転職直後からすぐに採用された人材が利益を残せるかというと、それは結構難しい話なんですね。
一人の人材を雇うだけでも企業は相当な金額を負担している
どんな人でも新しい職場に入ってから、少なくとも3〜6ヶ月は現場に馴染む時間が掛かるため、本来のパフォーマンスを発揮するにはどうしても時間が掛かります。
なので、人材採用してから収益を出すまで、数年単位で見るのが一般的です。
更に会社は、正社員一人に対して社会保険料やら厚生年金やらを負担しているため、正社員一人に対して出費している金額って軽く100万とか超えていることもざら。
このような背景から、会社は人材を雇うにあたってすぐに辞められてしまうと、投資した金額を回収することができないため、短期間での転職が多い人材に対しては、警戒せざるを得なくなります。
転職回数の多い人はどうすればいいかを考えてみた
実際に、非正規雇用も含めて転職回数が多い人はどうしたらいいのかを考えてみました。
その結果、以下の3つに集約されるかなと。
- 転職活動を続ける(転職回数を気にしない企業を選ぶ)
- 過去の経歴を精算できる程の実績・経験を積む
- もういっそのこと独立をする
それぞれ見ていきます。
作戦1.転職活動を続ける(転職回数を気にしない企業を選ぶ)
世の中には、転職回数を気にしない企業も確かに存在します。
そのため、転職回数が多い人が正社員転職を続けるのだとしたら、必然的に転職回数を気にしない優良企業に絞って選考に進むことをオススメします。
とはいえ、そんな企業見つかるのとか、そもそもどの企業だったら転職回数を気にしないとか分からんやん、って思う人もいるでしょう。
こうした企業情報を知るには、WebサービスやSNSを使ったり、自分が行きたい業界の人の情報を追う、もしくは仲良くなるのが一番です。
Webサービスの代表的なところで言うと転職会議やOpenWorkがありますが、書かれた口コミの中には客観性に著しく欠いた感情的なものも含まれるので、鵜呑みにしないように注意しましょう。
一方でSNSでは、Twitterを始め、WantedlyやLinkedInなど、バリエーションは豊かです。しかしここでも、プロフィールを嘘偽っているユーザーもいるので、注意深くチェックする必要はあります。
もし自分だけで調査するのが不安だったり、一人で転職活動の情報収集をするほどの余裕がなければ、有料で転職のサポートをしてくれるサービスを使ってみるのもありです。
【有料で転職支援・サポートをしてくれるサービス例】
作戦2.過去の経歴を精算するできる程の実績や経験を積む
例えば自分で商品を作ったり、事業を立ち上げた後に売却したり、なんて例があります。
他にも、Webサイトを作ってアフィリエイトで月100万稼いだとか、他の人が聞いて驚くような実績を作るというのも、手段の一つではあります。
要するに、企業側から見て「確かに過去の経歴は気になるけど、それでもこの人の実力は間違いなく高いし会社のメンバーとして迎えたい」と思ってもらえるようになりましょう、という話です。
ただ、ある程度自分でできるようになってしまうと、そもそも就職・転職するより独立してしまった方が良いのでは…なんてことにもなるかもしれませんね。
もっとも、そこまで大きな実績を作れるか?という話でもありますしね…。
作戦3.もういっそのこと独立してしまう
これは最後の手段かですが、いっそのこと自ら独立・起業する選択もIT/Web業界であれば可能です。
むしろIT/Web業界の人であれば、独立・フリーランスになることを前提にキャリアを組む人もいるくらいです。これってすごく絶大なんですね。
独立と言っても様々な形があり、最初の5年以内はフリーランス系エージェントを活用するのもありだと思います(こればかり何十年も使い続けるのは流石に考えものですが)。
代表的なところだと、フリーランスの常駐案件を紹介してくれるレバテッククリエイターや、週2日など一週間のうち数日だけ参画できるITPROパートナーズ
などがあります。
自分にマッチしたものを活用してみましょう。詳しくはこちら↓
まとめ:様々な選択肢を持てる状態を作れると楽
というわけで、この記事のまとめです。
- IT/Web業界でも転職回数を気にする企業は存在する。
- 本来企業にとって、人材の短期離職はリスクゆえに気になってしまう。
- 転職を狙うなら、転職回数を不問とする企業に狙いを定めるべし。
どうしても、転職回数が多いと「お前は半人前だ」「お前はだめなやつだ」と責められているような気持ちになってしまうのが日本における社会人の状況です。
しかしそんなことはありません。転職回数が増えた事情は人それぞれですし、中には本人にはどうすることもできない状況が起きてしまった場合だってあります。
それでも、事実として転職回数がカウントされてしまうのがやるせないですが、そこで屈しても未来は切り開けないため、「自分にはまだ手段は残されているんだ」と諦めない気持ちが大事になってくるのではないでしょうか。
最後に:転職回数が多くても諦めるにはまだ早い
終身雇用が終わったと言われて久しく、国内も徐々に転職に対する見方や考え方が変わる過渡期に入った、といっても過言ではありません。
しかしそれでも、全く価値観が変わってない人や組織もまだまだ多いのが実情です。
とはいえ、転職活動もマーケティング的に考えれば、
- 企業はなぜ今のタイミングで求人を出しているか
- 相手が採用する側が不安に感じてることは何か
- 応募先企業の人員体制で困っていることは何か
上記を正確に捉えて、「自分を雇ってくれたら、御社が抱えている問題を解決できる」ことをしっかりと伝えられれば、採用する側だってあなたになびくはずです。
逆にそれを伝えたにもかかわらず採用されなかったら、もうその会社とは縁を切ってしまえば良いのです。多分入れたところで、良い思いはできなかっただろうって。
なので、転職回数が多いだけで、自分のキャリアも、更には人生にも絶望し切るにはまだ早いんじゃないかなって思うわけです。
- Webマーケターとして活躍したい!
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Webマーケターに興味を持ち、更に実務を積んで今よりもさらに上流の仕事につきたいと考えるなら、転職の専門家であるエージェントを活用していましょう。
特に、転職経験が少ない人や、転職初心者であれば、転職支援サービスを使うことで、企業が転職希望者に求めていることが分かります。
人生における重大な決断である転職を失敗させないために、良質なエージェントを活用して、キャリアップに挑戦してみませんか?