私は根性論が大嫌いです(空手経験者&有段者です)。
根性論で何でもかんでも解決させようとする人間はもっと大嫌いです。
根性論って個人の問題に帰結するので、再現性が無いですし、頭で考えることを完全に放棄していて、はっきりいってオツムが猿やケダモノ以下の愚民が用いるものだと思うからです。
美学がないんですよ、美学が。それに品性も知性の欠片もなくて、正直半径1m以内に近寄らないでほしい、同じ空気吸いたくないくらい汚らわしい。
ですが、何かを実現しようと考えるならば、根性ではないですが、不屈の精神や、何が何でも絶対に譲れないという強い動機・思いが持つ力がなければ、人は何かを実現するのは難しいと思っています。
なので、他者に根性論を押し付けるのはクソ中のクソ、つまりキング・オブ・クソという便所のネズミのクソにも劣る品性下劣な行為ですが、個人が自らを奮い立たせるために戦いの闘志をメラメラと燃やすのは大推奨です。
でも、そういう闘志とか強い思いって、そう簡単に発揮できるものじゃないですよね。。
そんな場合でも、何かをやり遂げるにはどうしたら良いかを考えるヒントとして、この記事では「GRIT力」について触れたいと思います。
本の紹介:GRIT(グリット)やり抜く力
紹介するのは、こちら。
アンジェラ・ダックワーズ著『GRIT(やり抜く力) 人生のあらゆる精巧を決める「究極の能力」を身につける』というもの。
いかにも意識高い系が好みそうなコピー、デザイン(;´∀`)
…って思いますが、なかなか読み応えがあって面白かったです。
まだ買ってねーけど少し気になる…!
…的な人向けに少し内容紹介&自分自身の経験も織り交ぜながらいろいろ書いてこうかと思います。
GRIT(グリット)とは?
それはさておき、肝心の本の内容について。
そもそもグリットとは何なのかという話なのですが、意味は次の通り。
1.[集合的に] (機械などに入って害になる)小さな砂; (道路などにまく)あら砂.
2.《口語》 (困難にあってもくじけない)勇気,気概,闘志.
(Weblioより)
2つ意味がありますが、ここでは当然後者で、「困難にあってもくじけない勇気、気概、闘志」という意味。
つまり、困難に屈しない精神のことを、本書では「やり抜く力」と表現しています。
「やり抜く力」の要素
このグリット(やり抜く力)の源泉って何なのでしょうね。
その答えは、本書の英訳のところにあるとおり、
「情熱(passion)」と、
「粘り強さ・忍耐力(perseverance)」
この2つだと述べられています。
別にこれはそんなに驚くべき内容というわけでもなく、大半の人からしてみれば、
って言葉が飛んできそうな印象がありますが、どうでしょう?
伸ばせるの?
やり抜く力って、伸ばすことができるのか?
それに対する答えはYESで、やり抜く力を伸ばすには2つのアプローチがあるとのこと。
内側から伸ばす
1つは自分自身の内側から伸ばすアプローチ。
やり抜く力というと、一見「苦しいことを歯を食いしばりながら頑張ること」と思う人が日本人にはやたら多いです(本当にクソですよねw)。
「苦労は(無条件に)美徳」という考えを持つ古い人とはできれば関わりたくありません。
おっと話が逸れましたw
このグリットにおいて大切なのは苦労をすることではなく、「興味をもつ」こと。
いわゆる「好きこそものの上手なれ」的な、それが好きだからこそ、それをいかに上手くやるか、どうすればもっと楽しくやれるかなど創意工夫ができます。
もしくは、自らがやるべきことに「目的を持つ」こと。
例えば、「自分は何故プログラミングを覚えるのか」と考えたとき、
その動機が「世界の生活をぐっと楽にできるシステムを作るため」といった理由(とりわけ大きな目的)であれば、その目的を達成するために一生懸命になれます。
外側から伸ばす
もう1つは、自分の周囲や環境を変えて刺激をもらうことで伸ばすアプローチ。
大変か簡単かでいえば、この「外側から伸ばす」方が圧倒的に簡単なんです。
これは、人間の「周囲に合わせる」習性を上手く使った方法で、誰もが集団行動をするとき、集団で過ごすときって、そのグループのルールや文化に従いますよね。
つまり、自分自身の周囲を「やり抜く力」のある人や、その力を伸ばそうとする人で固めることで、自分もそういった人たちの影響を受けて、やり抜く力を伸ばせる人間になろう!とするわけ。
私は集団で群れを作るのが嫌いなので、できればグループの中にいるのは避けたいのですが、個性派タレントの蛭子能収さんもやられているように、自分の好きなことや自分の目指す方向性が一致しているグループなら、積極的に関わっていきたいなぁと考えます。
https://kyo-kun.com/how-to-get-along-introverted-personality.html
自分一人で頑張り続けても、途中で挫折しかけたり挫けそうになった時、やはり同じような境遇で努力している友人や知人、同志と関わることで「もっと頑張ろう!」と思えるようになった経験は、例えば受験勉強とか部活動を通して、多くの人がされてるんじゃないでしょうか。
やり抜く自信がないあなたへ
って言う人は、とりあえず最初は「外側」を試して、そんで「内側」っていう流れがいいのかな〜って思いますよ。
努力を苦に思わない人は、多分勝手に内側→外側というアプローチになる気がするので、あまり気にしなくていい気がします。
どんどんやってしまいましょう。
そして、どんどん周囲の環境を変えてしまいましょう。
私の場合
自分のことを振り返ってみたんですが、私の場合、何か勉強したり技能を磨いたり、資格取得に取り組むときって、大体自宅ではしなかったんですよね。
というのも、家にいるとゲームとかイラストとかネットサーフィンに逃げる人間だったので…(;´∀`)
ですが、スタバみたいな不特定多数の人がごちゃこちゃ自分のことをしている空間だったり、コワーキングスペースみたいにフリーランスの方々が何かやってる環境で作業すると、不思議とやる気が出てくるんです。
厳密に言えば、自分の家だと自分の好きなものだったり、ゴロゴロできる布団があったりで楽な方に逃げちゃうんですが、外だとそうはいかないですよね。
だから、自分の経験上で、やる気はあっても勉強が続かない〜って悩む人は、大体家でやろうとする人が多いんじゃないかと思います。
自分だったら、そういう人に対しては、
とアドバイスしますかね(だからこそ、在宅で仕事できる在宅ワーカーって本当にすごいと思います)。
それでも駄目なら、目標を共有する人と一緒に取り組んでみたりとか、何かしら物事を続ける方法ってあると思うので、ぜひとも自分が「これだったら続くな!」って思える方法を試したり環境を探したりするのが良いと思います。