未経験から派遣でWebマーケターのキャリアを始めたハラキットです。
この記事は、主に派遣やアルバイト等でWebマーケティングの仕事に就いた人向けに、未経験からWebマーケティングのキャリアを歩むために必要なことと、将来正社員としてキャリアアップするを目指すための具体的な方法を紹介します。
実際に私も実践したことなので、結構現実味はあるかなと自負している内容です。
目次
前置き:ファーストキャリアとしての「派遣」の是非
私は、未経験や異業種・異業界からWebマーケティングのファーストキャリアとして派遣を活用するのは「あり」だと思っています。
なぜならマーケティングの人材としてキャリアチェンジできる仕組みが世の中には少なく、使わざるを得ないからです。
しかし一方で、派遣は雇用が安定していない、賃金が低いというデメリットもあり、派遣会社や派遣先企業も当然ですが「当たり外れ」があります。
仮に転職できたとしても、1年間単純な作業しかやらせてもらえなかった…というケースも起こる場合もあります(それでもExcelスキルはWebマーケには必須ですけどね)。
ハズレ企業を完全に避けるのは難しいですが、それでも自己防衛のために個人でできることは最大限するしかありません。
一般派遣が嫌!という人は、正社員化を目指せる「紹介予定派遣」を選んでも良いでしょう。ただし、確実な方法ではないこと、上手く行かないリスクもあることは予め理解しておいて下さい。紹介予定派遣についてはこちら↓
紹介予定派遣も取り扱ってるIT派遣サービスもこちらで解説しています↓
派遣からステップアップするために必要な5つのこと
それでは実際に、派遣から1人前のWebマーケターとしてステップアップするために必要なことを紹介します。
重要なのは、次の5つです。
- 仕事に必要な知識を勉強する
- 資格取得に挑戦する
- 得意分野を1つ作る
- 派遣先の社員さんの仕事を一部奪う
- 自分で就業後にWebマーケティングを実践する
それぞれについて解説してきます。
1.仕事に必要な知識を勉強する
まぁこれは当たり前ですよね。
Webマーケティングは、Webとマーケティング双方の知識や専門技術が必要になる分野です。そのため、自発的に知識や情報をキャッチする習慣は最低限必要です。
また、Webの業界は変化が早いので、サボると知識が化石化することも。。
とはいえ、Webマーティングを学ぶ環境は結構整っており、書籍やオンライン動画など、いろいろな方法で情報にアクセスは可能です。
特に書籍で読むのがしんどいという人は、オンラインの動画サービスを使って知識の定着を図ることをオススメします。
- 派遣は時間に融通が効くのが一番のメリットなので、自分でしっかり知識を増やして勉強する時間を確保しましょう。
- 日々自己研鑽してる派遣社員は、一般的な正社員より遥かに優秀になれます。
2.資格の勉強をする(そして取得する)
Webマーケティング関連の資格取得に挑戦してみましょう。
代表的なところでいうと、Google広告やYahoo!広告の認定資格を始め、Googleアナリティクスの個人認定資格、facebook blueprint、ウェブ解析士、SEO検定などがあります。
資格なんて必要ないんじゃないの?と思う人もいるかもしれません。
確かに資格それ自体に大きな力があるわけではないですが、それはあくまでも実務経験が十分にある人の場合のみです。
実務経験がそこまでない人や、就業してまだ1年経ってない人であれば、資格取得は仕事への理解度を証明するだけでなく、主体性や熱意、情熱を担保するものになります(やる気のない大半の人は、仕事に関する勉強なんてしないですからね)。
また、TOEICなど英語の勉強をすることで、外資系企業へのキャリアも開けるかもしれません。こちらも余裕があれば取得してみましょう。
- 資格自体にはそこまで価値があるものではありません。そのため資格取得に躍起になる必要は基本ありません。
- ですが、実務経験が短い人や未経験の場合は、資格取得をすることで「やる気」「主体性」があることをアピールできます。
3.自分の得意分野(誰にも負けない領域)を1つ決める
数あるWebマーケティングの分野でも、特にこれだけは絶対に負けない!と自信を持てるものを1つ獲得しましょう。
リスティング広告、SNS運用、facebook広告でも、なんでもOK。もちろんSEOもあり。
Googleアナリティクス等のWeb解析については、広告とSEOのセットで持っておいた方が良いです。
個人的なオススメは、「リスティング広告」ですね。PDCAを掴みやすいこと、掛けた広告費に対して、どのくらいのリターンをとるべきかを考えるなど、Webマーケの基礎をスピーディーに学べます。
- 何か1つ、誰にも負けない分野を持つことで自らの専門性を高めましょう。
- SEM、SEO、SNS、解析、CRMなど、Webマーケティングの領域は意外と広いです。
- Excelの基礎的な使い方はマスター必須です。
4.派遣先の社員さんが抱える仕事を(一部)奪う
派遣の最大といってもいいリスクがあるのですが、それは「スキルアップにつながらない仕事を押し付けられること」です。
日本における派遣って本当に「一時的な作業係」という役割になりがちなんですけど、これが続くと結構まずいんです。
会社にとっては、正社員にやらせたくないことを派遣にやらせる、というところも多いからです。
これを打開にするには、派遣先企業の正社員から仕事を奪うしかありません。
奪うというと適切ではないかも知れませんが、厳密には「正社員に任せてもらえるように仕向けること」が肝心です。
実はこれ、会社員として立ち振舞い生き残っていく上でも非常に重要なスキルなんですよね(超重要項目です)。
いってしまえば、社内マーケティング的な(笑)。
会社員として働く上で大事なことはずばり、「この人と一緒に仕事して楽しいと思ってもらえるかどうか」です。
なので、現場の正社員に好かれるというか、相手に気持ちよく仕事をしてもらうために自分はどう振る舞うのが最適なのかを考え、工夫して実践することが重要なんですね。
このことは、自らのマーケティング能力の向上にも役立つので、頑張って取組んでみて下さい。
- 派遣の場合、単純作業しかできない会社もあります。
- 価値ある仕事(スキルアップに繋がる仕事)を経験するには、まず1人の正社員に自分のことを気に入ってもらうところから。
- どちらかというと、人手が足りず忙しい会社の方が、スキルアップに繋がるチャンスは高い。
5.自分で就業後にWebマーケティングを実践する
そしてこれ。Webマーケターであれば、必ず仕事以外でもWebマーケティングに関連することを実践しましょう。
エンジニアにおいても技術の勉強は必要ですが、Webマーケターも勉強の習慣や新しいことを積極的に吸収する姿勢は必須です。
Web解析やSEO・SEMならブログがオススメ
GoogleアナリティクスやSEOをやるなら、ブログをはじめることが一番の勉強になります。
ブログの場合はWordPressを用いることで、誰でも簡単にWebサイトを持てますし、アフィリエイトやGoogleアドセンス広告を貼ることで、ちょっとした副業にもなります。
今後はSNS(TwitterやYoutube)が必須になる
また、Twitterを始めとしたSNSや、ハードルはやや高いものの勢いある動画市場を知る意味でもYoutubeコンテンツ作成も有効でしょう。
- 仕事の時間外でもWebマーケティングに取り組んでみよう。
- ブログは、WordPress、サーバー、ドメインなど、やることがいっぱいあるが、一度できればWebの知識も高まります。
- アフィリエイトやアドセンスなら、Webマーケを通じてお金を稼げるかも。
- Twitterは、誰でもアカウントを解説できること、またWebマーケティングの情報もたくさんあるので、使わない手はありません。
最後に:派遣は現場で喰らいついてく覚悟が大事です!
いかがでしたか?
未経験からWebマーケターになることは可能ですが、決して楽な道ではありません。
特に派遣の場合、未経験からでもOKな求人は確かにありますが、ただの作業者としか見ない職場、人間も確実にいます。
ですが、そのような中でも、
とその職場にいる誰か1人(自分の管理を担当する人が適任です)の方に気に入ってもらえるよう、戦略的に振る舞ってみて下さい。
たとえ自分の身分が派遣であっても、
と思ってもらえれば、実務経験を積めるチャンスは掴めるはずです。
Webマーケターとしてのキャリアを歩み始める際には、是非とも参考にしてみて下さい。
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派遣で半年〜1年弱程度経験をつめたら、一度転職エージェント等に登録して、自分のスキルで転職が狙えるかどうか、チェックしてみてください。
派遣社員の期間をネガティブに見る会社もまだまだ世の中にはありますが、実力があり、更に実績を残せていれば、話を聞いてくれる企業は必ず存在します。
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特に、転職経験が少ない人や、転職初心者であれば、転職支援サービスを使うことで、企業が転職希望者に求めていることが分かります。
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