- 就職活動で失敗したら人生終わるの?
- 新卒の就職活動で失敗したらどんな人生が待ってるの?
- そもそも就活で失敗しないためにはどうしたらいいの?
この記事にたどり着いた人は、次のような悩みを抱えてたり考えてたりしていませんか?
この記事では上記の疑問に答えていきたいと思います。
結論から言うと、就活で失敗したとしても大丈夫です、人生は終わりません。
確かに新卒というカードを失うことで、人よりも大変に感じることはありますが、少なくとも日本に生まれた以上、死にはしません。
新卒時点では手が届かなかった企業でも、社会人になってから仕事と勉強を頑張った結果、その会社よりも更にワンランク上の企業に入った、なんて人の話も聞きます。
目次
はじめに:私の場合
僭越ですが、私のことをお話します。
私の場合、実は大学時代の就職活動で、とある法人から内定はもらったんですよ。民間企業というよりは公的な側面が強い組織でしたので、周囲からは「安定してる」「残業がなさそう」という評価でした。
しかし実際はこうでした。
- 職場:2〜3年のスパンで全国転勤(当然逆らえない)
- スキル:専門的・技術的なスキルが身につかない。
- お賃金:手取りで20万を超えない。。。
これが、就活を勝ち抜いて待っていた結果でした。。
確かに知人たちの言う通り、残業は少なく、雇用身分は非常に安定していました。
もちろん、就業内容もある程度は予め提示されていた条件であり、それを受け入れた自分自身の責任にほかならないので、文句をいうのはお門違いではあるんですけど。
ただ、思った以上にハードだなって思ったんです。仕事の内容じゃなくて、生きていくこと自体に。この仕事、定年まで続けないといけないのかなって。
果たしてこれが「勝ち」といえるかどうか、人によって大きく感じ方が変わるかもしれません。少なくとも私は「負け」だと思いました。
ただ、この「自分は負けた」と認めた時に、自分自身の仕事に対する「価値観」や「何を求めているのか」が、分かるようになってきたんですよね。
職場
最初の組織は、確かに社会的に意義のあるミッションを掲げた組織であり、自分自身にも少なからず関わっていたことであり、この組織で人の役に立ちたい、という思いはたしかにありました。
ですがそれ以上に、「全国転勤」「上からの命令は絶対」という文化が、自分自身が感じていた使命を吹っ飛ばしたんですよね。使命よりも、働き方を大切にしたいって。
つまり、私は「働く場所は自分で決めたい」「自分の意見をしっかり言いたい」という価値観を求めていたことになります(20代によくある、いい感じの生意気っぷりでしたね)。
スキル
事務方の仕事であったため、触ることといったらMicroSoftのExcelやPowerPointで資料作成、あとはひたすら雑用という感じで、これは専門的なスキルが身につかないな、ちょっとヤバイなって感じました。
その組織は基本的に転職する人はそこまで多くなく、上司等はどちらかというと生え抜きの人が多かったです。で、当然ですが専門的なスキルを持ってる人はほとんどいませんでした。
どちらかというと、組織内においてのみ求められる専門知識はありましたが、外部に出たらまず使わないだろうなぁ、というものばかりでしたね。
この時にはじめて、「自分は手に職が欲しいんだ」ということを理解しました。
そして、仕事内で丁度触れることがあったHTMLとCSSを使ったサイト更新作業をきっかけに、家に帰った後は自分でコーディングの勉強をしたり、CodePrepというプログラミング学習サイトでひたすら書いてました。
今思えば、これをもう少し極めて自分でサービスを作れるところまで昇華すべきだったと後悔していますが、これがきっかけでWeb業界で働きたいと考えるきっかけになりました。
だって、書いたコードがページに反映されたら、面白いじゃないですか。
お賃金
欲しいですよ、そりゃ。当然です。
ただ、家賃補助とかあっても月20万いかないんじゃ、色々と先行き不安だなぁと思っていました。
今でこそ、自分で副業に取り組んでみたり、アフィリエイトに挑戦したことで、自分の力で稼ぐって想像以上にハードで、毎月定期収入が入る会社組織の仕組みってすげーと感じるようになりました。
今となっては、「少ねぇ」と文句を垂れるのは流石にはばかられますね…。少ないと思うなら、自分でなんとかしなきゃって思うようになったので。
ただ、「少ないと不満に思うなら自分の力でなんとかしろよ」という価値観は、私自身すごく納得のいくものでした。
そうやって自分で自分を叱咤する方が、生き方としては好きであることも分かりました。
就活に失敗しても生きていけるのか?
私自身は自分の就活を「失敗した」と認識しています。その上で、「就活に失敗したらどうなるの?」という質問に答えたいと思います。
大変ですがちゃんと生きていけます
生きていくことは可能です。私は新卒で入った組織を3年で退職した後、紆余曲折を経てWebマーケティングを生業に会社員をやれています。
変化の早い業界でもあるため、数年先はどうなるか分からない不安はつきまといますが、それは会社勤めをしてる人なら誰でも同じでしょう。安定した雇用身分で働いていても、突然病気になったり、親族間トラブルに見舞われたりと、未来は何が起こるか誰にも予測は付きません。
新卒の頃と比べて、サバイバルへの意識と能力は伸びたと実感してます。
成功組と比較すると落ち込むことも…
ただ思うのは、就活に失敗すると成功した人間と比較して、確かに遅れを取った感覚は残ります。スムーズに自分のキャリアを思い通りに描いている成功者を見ていると、「なんて自分はダメなんだ…」みたいな自己嫌悪に陥ることもありました。
ただ、こればかりは気にしても仕方がありません。自分の道を自分で決めた以上は、突き進むしかありませんから。
失敗してよかったことは「自分の価値観と向き合えた」こと
ただ、私自身失敗して良かったと思うのは、自分自身の仕事に対する価値観としっかり向き合え、自分で自分を偽わらずに生きる選択ができたことです。
周囲に推されて入った会社で周囲の期待に応えて生きるよりも、周囲から見放されても自分が大切にしたい価値観に基づき、好きな仕事、使命感をもって仕事と向き合える方が、自分にとって幸せだと気づけました。
あとはお金を今よりももっともっと稼げれば、もう文句なしですね!!
就活で失敗しないためには?
それでも就活に失敗したくない!という人が大多数でしょうし、失敗はしないに越したことはありません。
では、そういう人はどうすればよいでしょうか。大きく分けて2つの方針があります。
- 圧倒的な就活強者になる
- そもそも就活しない
それぞれについて解説します。
その1.圧倒的な就活強者になる
まず圧倒的な就活強者になる、これが就活を勝ち抜く王道です。
具体的に何をすればいいのか。
有名大学に合格して大学の生徒になる
いわゆる「有名大学」に合格して所属大学の生徒になること、つまり「肩書き」を手に入れることです。
例えば東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、明治大学etc…
こういう難関大学に入るだけで、人からは「すごい」と評価されます。事実、入学が難しい大学ではあるので、確かに試験で結果を出すことは並大抵のことではありません。
在籍期間に己を鍛える
しかし、大学4年間というのは、過ごし方で天をも穿つ実力を身につけることもできれば、何にも成長せずに過ごすこともできます。
ここでいう実力というのは、企業社会や会社組織において、利益をもたらすために必要な力のことを指します。ITスキル、交渉スキル、営業スキル、統計学への理解、人柄などが一例としてありますね。
また、企業が学生や20代の若者を見るべきポイントとして、「将来的に活躍してくれる可能性があるか」が最も大きいです。学生の主体性や在学中に努力してきたことを通じて、判断しようとしています。
そのためにも在学期間中は、外の世界を恐れずに積極的に様々な失敗をしつつも、インターンシップ等に参加することが良いでしょう。
その2.そもそも就活しない
有名大学に入れば、それだけである程度のアドバンテージを得られますが、それは限られた人の特権なんですよね。
実際には有名大学、難関大学に入れない人の方が多いハズ。では、そういう人はどうしたらいいのか。その1つに、「就活をしなくてもいい状態をつくる」ことがあります。
例えば、「学生の内からITフリーランスとして独立する」なんて選択肢がありますね。
ITスキルを磨いて学生の内からフリーランス化する
具体的に何をすればいいかというと、「ITスキル」を磨いて、社会人にも劣らない実力を身につけることが挙げられます。実際に大学在学中からアフィリエイト等に取り組んで、月収100万以上稼ぐ猛者もいます。
まぁアフィリエイトは正直難しすぎるので、せめてHTML/CSS等のコーディングやJavaScript等のフロントエンドで使われるプログラミング言語を学べば、Webサイト制作の仕事も獲得できます。WordPress案件であればPHPができれば問題ないでしょうし。
こうしたスキルはTechAcademy [テックアカデミー]等のプログラミングスクールで短期間集中して取り組めば身につけることはできます。
身につけたスキルを用いてクラウドワークス等を使って案件を獲得できれば、実質的には学生フリーランスみたいな働き方で、学生バイトより稼げるようになるはずです(ついでに自宅で仕事するなら、家賃のいくらかを経費申請できますし)。
最終的には、新卒フリーランスという形でいきなり独立する選択肢も増えます。学生時代の経験を元に、ITのプロとして就職する選択もできますので、大分余裕になります。
結論:いずれにせよアクティブに活動しないと厳しい
おわかりの通り、就活に失敗しないためには、人よりも圧倒的に行動&作業をしなければならない場合がほとんどです。
楽に勝てるとは思わずに、たくさんライバルがいる就活ではなく、その前の段階でライバルに圧倒的な差をつけておけば、就活で失敗する可能性は大きく減らせるでしょう。
就活に失敗しないためには、やはりそれなりの準備と行動が必要になるのです。
最後に
就活に失敗というと、新卒のカードを使って就職できなかった人のことを指すかもしれませんが、必ずしもそうじゃありません。
新卒で就職できた人でも、入った先がアカンかったらそれは失敗だと言えます。私がそうであったように。
しかし今の時代であれば、既卒や第二新卒に特化した就職支援サービスもあり、人手が不足しているIT業界に必要なスキルを身につける等、挽回するチャンスはいくらでもあります。
むしろ、就活時点では勝ち組でも、その立場に慢心してぬるま湯に浸かり続けていると、45歳のときにリストラされる、なんてこともあります。
富士通45歳以上リストラの話は、1990年代に王道だった大企業終身雇用を信じて王道を生きたら20数年後は違う世界になってたという話なので、
今賞賛されてるキャリア・働き方も20年後はアテにならず、今イケてる20−30代の人も慢心して20年たったら戦力外な人になるんだろうな、と思いました。— 藤田佳佑 / 執行役員 at アライドアーキテクツ (@sato310sss) 2019年3月24日
なので、大切なことは就活に勝つことよりも、世の中の変化や動きに合わせて、常に自分自身をアップデートしていくこと、世界の変化に適応していくことです。
就活に失敗することを過度に恐れずに、そして学生の内にやれることはしっかりとやっておけば、人生はだいぶ楽になるはずです。
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