- 転職エージェントって信用していいの?
- 胡散臭い求人ばかり押し付けられたらどうしよう…?
- 今のエージェントさん、どうも信用できない…。
こんな悩みを持つ人向けの内容です。
俗に言う転職エージェントって、利用者の転職支援を成功させるとその成果をもらう成功報酬型の働き方・ビジネスモデルの上に成り立ちます。つまり転職者が転職できれば、それが自分の利益になるということ。
だからこそ求職者側は、「このエージェントを信じて大丈夫か?」「このエージェントは自分の利益しか考えてないのでは…?」と疑問に持つ人も多いはずです。
そんな疑問を解決すると同時に、求職者側は転職エージェントをどう活用すれば良いのかについて、この記事でお伝えしたいと思います!
目次
転職エージェントのビジネスモデルを理解しよう
まず前提知識として、転職エージェントサービスのビジネスモデルを理解する必要がありますので、簡単に解説します。
ざっくり説明すると、
- 求職者が転職支援サービスに申し込み
- 転職エージェントのヒアリング、求人紹介等
- 求人企業への紹介、書類選考、面接、内定まで
- 内定によりエージェントが成果報酬を受け取る
という感じ。
「求職者の転職成功」によりエージェントは報酬を得る
ご覧の通りで、転職エージェントは自分のところに相談にきた求職者を、自社で扱う求人経由で無事に転職させれば、報酬をもらえます。
自分が紹介した人材を企業に紹介することで報酬をもらうので、やってることはアフィリエイトとほぼ同じですね。
あなたがたくさん求人を紹介をされることの意味
転職エージェントを使ってみたら、怒涛のように求人を紹介された、なんて経験ありますよね?はじめての人からすると、正直引いてしまうんじゃないかってくらいに。
しかしそれは、あなたには「市場価値がある(転職できる可能性が高い)」と判斷されている証拠。
逆に「この人は紹介しても通らなさそうだなぁ」と思われたら、エージェントも徐々に距離をとります。完全塩対応です。エージェントさんもあくまでビジネスでやってるので。
エージェントさんから相手にされないときの対処法はこちら▼
転職エージェントは会社より「人」で決まる
転職エージェントの質は、ほぼエージェント個人に依存します。
リクルートやdodaなどの大手企業によるサービスであれば、一定以上のスキルや業界への知識を持つ人が多数在籍していますが、そうだとしても自分と相性が良い人かどうかは最後まで分かりません。
なので、「◎◎会社のエージェントはクソだった!」みたいなことを言う人がいますが、必ずしもその会社が悪いわけではありません。たまたまその人の担当になったエージェントさんとウマが合わなかっただけ、と考える方が建設的です。
担当エージェントは「ガチャ」のようなもの
良い担当者に当たればラッキー、しかし一方でひどいエージェントにあたるケースもあります。
エージェントサービスによっては、求職者側から担当者を変更できるところもあるので、あわないなと思ったら、無理せず担当者を変えてもらいましょう。
それでもダメだ!ってときは、もうエージェント以外の転職サービスを使うようにしましょう。多分、転職エージェントがからっきし合わない人も一定数いるはず。。
業界特化でも業界知識に疎い担当者には要注意
業界に特化しているとはいえ、業界知識が貧弱なエージェントに遭遇することも(まれに)あります。また、必ずしも自分の担当エージェントが自分が目指す職種や業界の全てに詳しい人になるとも限りません。
自分の属する業界や、これから行きたい業界に詳しくない場合は、少し注意する必要があります。対策としては、エージェントを複数使うことを考えましょう。
粗悪な求人を紹介されたら?
転職エージェントは、自らの売上のために求職者のためにならない求人をプッシュして来る人も少なからずいらっしゃいます。
そういう場合、どのように対処すべきなのかをまとめてみました。
条件が合わなければしっかり断ろう
転職エージェントからの紹介であっても、自分の中の条件を満たせないものであれば、丁重にお断りしましょう。
そうすると大体、多くの転職エージェントさんは機嫌が悪くなるのですが、転職は人生における大きなイベント。自分が納得できない条件に甘んじる必要はありません。
辞退するためには理由をしっかり伝えることがエージェントへの真摯な対応になるので、恐れずに自分の素直な気持ちを伝えることが大切です。
…こんなやりとりにならないようにしたいものです。
エージェントの方には口だけ上手な方もいらっしゃいますので、この人は本当に私のことを思ってくれているのか?など、しっかりと見極められるといいですよね。
転職エージェント以外の転職方法も検討しよう
自らの転職にあたって、転職エージェント以外の転職の手段があることも知っておくことも大事です。
転職求人サイトやツイッター、SNS等を用いて転職するケースも徐々に増えてきています。私の知人のWebデザイナーの方は、TwitterやWantedlyなどのサービスで転職に成功された方もいらっしゃいます。
転職エージェントは、あくまでも自らの転職活動を手厚く支援してくれるサービスにすぎないので、本来的に転職はあなた次第の問題です。
転職方法は様々あるので、できる限りの手段を予め講じて置くことで、機会損失を防ぐことができます。
見方や考え方を少し変えてみよう
したたかに転職エージェントを「活用する」求職者も、中にはいらっしゃいます。
どういうことかというと、転職エージェントを「情報収集ツール」として扱おう、ということです。
…これは転職支援サービスの方に言ったらめちゃくちゃ嫌われそうですが、転職する側も自分の一生が掛かった大きな決断なので、エージェントが信頼ならないと感じるなら、そのエージェントを経由して転職をしなければよいだけの話。
また、エージェントが積極的に紹介してくれるということは、「自分にはまだ転職市場価値があるのかも」と発想を変えてみるのも、人によってはよいと思います。
今の自分のスキルでどれくらいの企業や年収に届くのかがわかれば、それを元に自分で直接企業の採用担当者に売り込む、という荒業も可能です。
最後に:エージェントさんもビジネスです

転職は自分の目的をしっかりもって取り組み、正しい情報を集めて挑戦すれば、大きくしくじることはありません。
しかし企業の中には、求人票に平気で嘘をつく会社もあれば、求職者の立場に立たず一方的に求人を進めるエージェントもいます。
いちばん大事なのは、自分にとっての転職が「成功を収めること」なので、そのためには柔軟に動けるよう、戦略を考え、情報収集を行っていきましょう。
激務をこなす転職エージェントさんへは、敬意を持って接するにしても、だからといって必要以上の遠慮や謙遜は不要ですからね。

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特に、転職経験が少ない人や、転職初心者であれば、転職支援サービスを使うことで、企業が転職希望者に求めていることが分かります。
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