窓際族…って聞いたことある人は、ひょっとしたらあまり多くないかもしれません。
一言で言ってしまえば、「社内で干されてる人」「社内ニート(社内NE)」のことです。
つまり、出勤していても十分なタスクが振られず、遊軍のような扱いに甘んじている人ですね。
座ってるだけでお給料が振り込まれるという意味では美味しいかもしれませんが、一方で職場内では「いない人」扱いであったり、不遇な扱いを受けやすいのも事実です。。
この記事では、もしかして今の俺は窓際族なのでは…?社内ニート状態なのでは…?と不安に感じる人に向けた内容です。
職場内で孤立しがちで寂しい思いをすることも多いですが、どうせなら置かれた状況を最大限に活用する方向に視点を変えると、新たな発見がありますよ、というお話です。
目次
結論:窓際族が生まれるのは経営に問題があるから
まず前提として、窓際族が生まれてしまうのは、適切な人事配置とマネジメントができてないことが根本的な原因です。
人手不足が謳われて久しい社会において、人材を持て余しているわけですからね…。
もちろん従業員単位で見れば、報・連・相ができてないとか仕事が遅いとか、いくらでも個人のせいにできる要素はあります。
ですが個人単位の問題は上げてもきりがないこと、実際には個人個人の置かれた状況によって左右されるため、この記事では触れません。
それにこの記事を読んでいる方は、総じて平均以上に優秀な方だと思いますし。
窓際族は何も中高年だけが対象者じゃない
窓際族というと、言葉のテイストから40代や50代の人にしか当てはまらない、と思われがちですよね。
しかし、20代でも普通に窓際族になってしまう人はいます。なので、恥ずかしく思う必要はありません。
窓際族になりがちな人の特徴
20代でも窓際族になってしまいがちな人の特徴について、過去の経験から反省すると、次のようなケースが多いように感じます。
- 社内の同僚と雑談ベースのコミュニケーションをとらない(もしくはとれない)
- 定時で帰る雇用契約を結んでいる(皆と一緒に残業しない)
要するに、社内コミュニケーションが不足しがちな人に起こりやすいです。また、派遣社員や外部からの出向者など、勤務先における外様(要するに生え抜きでない)ポジだと、更になりやすい可能性が高いです。
まぁこれについては、参考程度に捉えておけば良いんじゃないかなと思います。
20代で窓際族になり落ち込んでる人に伝えたいこと
もしあなたが今の職場で窓際族になってしまったと感じたら、きっと不安だと思います。
ですが、そうした窮地(?)に立たされたときこそ、実は大きなチャンスが眠ってる可能性もあるんですよ。
落ち込む気持ちはわかりますが、ここはあえて物事の見方や考え方を変えることで、切り抜けることができます。
今の会社について距離をとって観察してみよう
まず、今の会社について、詳しく観察してみましょう。今の業績とか業界での位置づけとか、今力を入れている事業は何か、あるいは競合他社はどうなっているか、とか…。
それらを踏まえて、自社の魅力はなんだろう、独自性はなんだろう、と考えたり、調べたりすることで、会社への理解を見直し深めることができます。
また、働き方や人事についてはどうか、共通の価値観は何かなども含まれます。入社時に惹かれたポイントが今でも残っているのか、なども。
その中で魅力があり、ビジョンにも共感できるのであれば、今の会社で信頼回復に努めるのはありでしょう。
もし大した魅力がないのであれば、わざわざこの組織のために自分が頑張る必要があるのか、考え直そうとも思えるのではないしょうか。
時間があるのでスキルアップできる機会も見つかる
時間も人の目もなくなれば、今の職場でスキルアップできるものがあるかを探せます。
少なくともIT系であれば、パソコンを操作していれば変なことはあまりありません(実際、正社員でも仕事中にネットサーフしてる人も多いことでしょうし)。
時間もあれば、自分の作業をプログラミングで自動化する、なんてことも可能です。
私の場合、この際だからExcelVBAをちゃちゃっと覚えてしまって、実際に業務効率化したり、プログラミングでものを作る経験を作ってしまおうと思い、実行しました。
また、自分のタスクに関する引継書やマニュアルなどを作り、いつでも辞められる状態を作るというのもありだと思います(窓際とは言え、仕事はありますからね)。
Excel関数の他、VBA、GoogleAppsScriptといったプログラミング言語、Aceessなどのデータベース等、知識とスキルをどれか1つだけでも身に着けられれば、全然変わってきますよ。
将来のこと、キャリアのことを改めて見直すことができる
窓際族に追いやられてたら、嫌でも将来のキャリアや今後のことを考えざるを得なくなります。だって確実にジリ貧で40代、50代になったら人生終了しますからね。
だからこそ、窓際族となったタイミングは、キャリアを見直すチャンスでもあります。
たとえ自分に非がなかったとしても、今の職場で多少改善した所で多分見向きもされないどころか、そこから人間関係的に回復を期待するのは至難の業です。
おそらく、自分の人間性のほぼ全てを自分で否定するぐらいのことをして、やっと認めてもらえるかどうか…くらいじゃないかな、と。
評価者に完全にしっぽを振り、媚びへつらうくらいでないと、多分評価は変わりません(それでも派遣だからとか、非正規だからとか、20代の可愛い女子じゃない、という理由で簡単に流されます)。
だったらむしろ、こちらからこんな会社なんぞ願い下げだ馬鹿野郎!って啖呵を切る方が、まだまだ将来の可能性はあります。
普段真面目に仕事して結果を出しているのに、自分のことを評価しない上司が偉くなれたり、末端の従業員が不遇に扱われたりする職場環境で、今後も長く働き続けたいと思いますか?
まとめ:多様な視点が手に入れば窓際族でも怖くない
転職が当たり前と言われる時代、もはや新卒で入った会社にしがみつくメリットは正直そこまでありません。
実際、会社員として真面目に20年も勤めた人が、経営側の都合でスパッとクビを切られる事例が起こりましたし。
それよりも、窓際族となったことで時間的余裕が生まれたのなら、新たなスキルを磨いたり今いる会社が業界的どういう状態なのかを理解したりと、自分の将来の働き方・生き方を考えられる時間が生まれます。
特に20代の場合、もちろん仕事に没頭することも大事ですが、「自分はどういう生き方をしたいのか」を始めとした、自己理解を深めることの方が余程重要です。
自分の軸が決まった人とそうでない人とでは、30代、40代になったときの活動量やエネルギー量が圧倒的に変わりますから、なかなか侮れないですよ。
それでも窓際族を今すぐ抜け出したいなら
それでも自分は窓際族は嫌だ!今いる職場で学ぶことなんかない!
という人は、自分の評価を回復するために社内で上手く立ち回るか、もしくは他社へ転職するしかありません。
幸運なことに、終身雇用が終わりを迎えた現代においては、逆に転職できる勇気や、独立してリスクを背負う覚悟ができるかどうかの方が、余程価値があります。
窓際族を抜け出し、今までの経験を活かせて且つもっと年収を上げたければ、まずキャリア相談や現在のスキルで通用する求人を紹介してもらえる転職支援・エージェントサービスを利用がオススメです。
有名どころだと、就活でおなじみのマイナビが運営するマイナビエージェントや、パーソルキャリアが運営する
dodaがありますね。
転職の意思が強くなくても年収査定や適職診断はできる
今の会社で窓際に追いやられてしまう原因には、もしかしたら自分が選んだ職業に求められる適性が不足していた、というケースもあるかもしれません。
近年の転職支援サービスでは、適職診断はもちろん、現状の年収査定がどれくらいかを調べることができます。
特に
転職支援サービスで現状把握することから
また、転職の意思がそこまでない人でも、今の自分は他所でも通用するのかを知るためにキャリアカウンセリングを受けた方が確実に安全です。
3年働いてきたけど、明らかに他所で通用しない程度のスキルしかないと、本当に人生詰みます。もしくは年収が思いっきり下がって貧困層の仲間入りはほぼ確定です。
20代は若さで勝負できますが、30代になってからは過去の実務経験が重視されるのは間違いありません。お早めに利用して機会損失を防いだ方が良いです。
30代、40代になってから後悔するのでは、本当に遅いですからお早めに自分を知っておくことを推奨します。


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