親の皆様へ。子どものことを心配しないで信頼して下さい。

プログラミングイベント

こんにちは、HaraKitです。

親子関係についての私見です。

私自身がこれまで親との関係でずっと悩んできたことがあったのですが、最近になってから、自分の考えというか、

「もう、これでいいんじゃないか?」

と思える、ある結論に至ることができました。

そんなこんなで、自分の親との関係について悩みを抱える人にとって、何かしらの助けになればと思い、まとめました。

親子関係の問題は、親や子どもがどういうタイプの人かによって大きく変わってくるため、ありとあらゆる人にとっての最適解にはならないと思いますが、それでも参考にできる点はあるんじゃないかと思いますので、興味があれば是非お付き合い下さい。

この記事では「親との関係が良好でない20代の社会人」を読者、子どもと上手くコミュニケーションを取れないと悩んでいる親御様、もしくはこうした問題に興味関心をもつ方に向けて書いています。

また、内容は子どもの側の視点にたって述べています。親子関係に問題があると感じている方にとっては、何かしらの手掛かりになるのではないかと思います。

 

子どもの心配ばかりする親

子どもに対して、暴力を振るったり、罵声を浴びせるタイプではなく、ことあるごとに「私はお前のことが心配だ」と伝えてくるタイプの親。

今回私が問題提起したい種類の親です。

これ、意外と多いんじゃないでしょうか。

子どもが社会人になると、実家を出て行く(行かざるを得なくなる)ケースが増えますよね。

そうすると当然のことながら、親子間でのコミュニケーションは減ります。

親子間のコミュニケーションが自ずと減るので、親の立場からしてみれば、「今頃元気にやっているのだろうか」と子どものことが気になると思います。

子どもが「俺は元気でやってるよ」とか「私は大丈夫」と定期的に連絡をとっていれば、こういう問題は起こらないんじゃない?と思われるかもしれません。

しかし私は、そんなことで簡単に問題が解決するものでもないと考えています。

 

親が子離れできてない?

親の、子どもに対する心配が止まらない理由は何か。

それは「親が子離れできていない」可能性が考えられます。

ちゃんと子離れできている親ならば、「ま、あの子なら大丈夫だろう」となる(と私は思う)のですが、そうでない親の場合「私はお前のことが心配なんだ」ということを、こちらにお構いなく放ち続けるのではないでしょうか(これを「お前が心配だ攻撃」としましょう)。

子どもの側からすると、親から「お前が心配だ攻撃」を言われ続けてしまうと、「本当に俺は大丈夫なのだろうか」と、不安になってしまう人が多いのではないでしょうか。

それは、子どもにとって”親の力”というものが、(良くも悪くも)非常に強力なものだからです。

 

親子間の信頼関係が不十分

こういう事態は、お互い(あるいは親か子どものどちらかの)信頼関係が十分にできていない親子の間で、起こりうるのではないかと思います。

いずれにしても、子どもの側からしてみれば、自立(自律)してなんとか生計を立てていこうとしているのに、親の心配はそれを挫こうとしているので、正直害悪でしかないと言わざるを得ません。

もしも親が心配しうるような本当に危ない状態に、子どもが陥りそうになると感じたら、自分から親に相談するでしょうし。

 

参考:あなたは大丈夫?映画「いまを生きる」から考える”よい子”を持つ家庭の危険性について

 

心配された子どもはどう感じるか

先ほど触れましたが、自立しようとする子どもからしてみれば、「親に心配される」というのは、結構辛いものがあります。

何故なら、心配された子どもの側からしてみれば、「親は自分のことを信用していないのか」と感じてしまうからです。

これは本当に強力です。

それがエスカレートしてくると、子どもの方はだんだん、

「この親は”子どものため”だとか、”子どもが心配”とかいいながら、結局自分が”親としてお前のことを心配してやってるんだ”、という、”親として機能している私を認めろ”という自分の承認欲求を満たしたいだけなのではないか」

と考え始めます。

 

親は何故子どもを心配するのか

この、「私はお前たちのことをこんなに心配しているのに」というニュアンスのことを言ってきたら、まず間違いなく親自身が承認欲求に飢えているか、あるいは親としての自分にコンプレックスを抱いていると考えてOKでしょう。

親としての自分に対するコンプレックスとは、

「私の育て方、間違ってないよね?」

といったような、自分がしてきたことに対する自信のなさ、とでもいうのでしょうか。

しかし、子どもの側からしてみれば、「知らんがな」の一言に尽きます。

突き放すようですが、親が子どものことを心配するのは、子どもからしてみれば、「親の勝手」です。

子どもがこれからの未来を生きるためには、確かに親として心配に感じる事はあると思います。ですが、そこで心配して子どもを守ろうとしても、最終的にそのツケを支払うのは他の誰でもない子ども自身です。

自立した子どもに対して、かつて子どもが幼かった頃のように、包み込むように保護することは、必ずしも子どもにとって有益ではないのです。

そして、いちいち親の承認欲求に応えているほど、今の子どもは暇ではないと私は思います。

 

※子どもにいちいち介入してしまう、という方は以下の記事も参考にして下さい。

参考:アドラー心理学で人間関係の悩み・生きづらさは解決するのか?

 

 

家族とて所詮は他人

私は

親とて所詮は他人。自分の人生の妨げになるくらいなら、家族関係を維持する必要は全くなし

と心得ています。

一見、ドライに思えるかもしれませんが、とどの詰まり、子どもにとって親は別の生き物であり、逆もまた然りです。

だから、親はたとえ子どもが大事であっても、自分の人生を子どもに依存しすぎない方が良いのではないかと思います。

 

参考:子どもが心配な親の方へ。子育て以外の生きがいはありますか?

 

こういう考え方をすると

なんて親不孝な子どもだ!

人間のクズめ!

と思われたりする人が出てくると思います。

あるいは、

お前は自分の子どもをもったことがないから、そんなことを言えるのだ

と考える親御さんも多いかと思います。まぁ、それはそのとおりかもしれません。

私の場合、育った家庭環境が子どもが安心できる環境ではなかったからこそ、ここまで冷徹に言い切れるのかもしれませんね。

 

ゴールデンレトリバーと出会って分かったこと

しかし、中学生のときにゴールデンレトリバー、つまり、自分が面倒を見なければならない存在と出会いました。

ゴールデンレトリバーを家族の一員として迎え、そして最期まで見送ったことで、私は次の2つのことを学びました。

 

  1. 自分にとってどんなに愛しい存在がいたとしても、自分の意志に関わらず必ず別れの時がくる
  2. 家族関係において、最も大切なことは「血縁」ではなく「信頼」と存在の「承認」

 

可愛がっていたゴールデンレトリバーでしたが、当然のことながら先立たれてしまいました。

寿命が違うのですから、当然ですよね。

自分にとってどんなに大切な存在でも、いずれは別れの時が来るのだということを、この時ほど思い知らされたことはありません。

そして、このゴールデンと出会って、家族関係において大切なことは血縁関係があるかどうかではなく、互いの存在を承認する関係(信頼する関係)があるかどうかこそが大事なことだと感じました。

 

”自分にとって都合のいいもの”としてではなく、”存在そのものを無条件に肯定できる”関係こそが、最も本質的なことなのではないか、という答えに辿り着いたのです。

 

子どもは”親の心配”に耳を貸す必要はない

以上の2つから、私は親が一方的に承認を求めてくる「お前が心配だ」攻撃に、子どもは耳をかさなくてもいいと考えます。

自立し、一人の人間として成長しようとする子どもを認めないような親は、子どもにとっては、もはや邪魔な存在です。血の繋がった親とはいえ、本当に害でしか無いと思います。

そして、親が「子どもを本当に心配しているという気持ち」と「心配している自分を認めて欲しいという承認欲求」を履き違えていることに気がつくかどうかは、それは親自身の問題です。

親が一向にこちらの声を汲み取ろうとしないのであれば、もうその親との関係は潮時なのかもしれません。

「遠くの親戚より近くの他人」という諺(ことわざ)があるように、私たちは必ずしも血縁関係のある人間とは密接に繋がらなければならないわけではありません。

大切なのは、今の自分にとって身近にいる人間だと思います。

 

子どもがすべきこと

全体を通して、親の承認要求に振り回されそうなとき、子どもはどうするべきかについて書きました。

承認欲求を満たしたいだけの親については、子どもとしては必要以上に親に対して時間を使うべきではないと思います。

しかし、本当の意味で子どもの将来を心配している親も当然存在します。

そういう親に対しては、子どもはきちんと自分が進みたいキャリア・自分の状況について、説得をする必要があると思っています。

それによって親が納得するどうかまでは分かりませんが、自分が描いている理想と現状の差を明らかにし、その差をどのように埋めていくのかといった計画等を、きちんと示すことが必要でしょう。もちろん、理想ですけどね。

 

最後に

もしもあなたが「お前が心配だ攻撃」をしてくる親をもっているのならば、私と同じように感じたのか、あるいはもっと違う感情を抱いたのか、差し支えなければコメントを頂けると嬉しいです。

また、親子関係に関する考えについて、是非とも意見をくださると嬉しいです。

 

参考書籍

もしも、いま子どもとの関係が上手く言っていないのなら、まずは子どもの気持ちを理解することが必要です。

わかってるよ!と思われるかもしれませんが、問題が起こっているのであれば、何かしらに問題だったり、すれ違いが起こっているのは間違いないと思います。

つまり、子どもの本当の気持を理解できていなかったり、子どもに嘘をつかれているということです。

子どもの気持ちを理解する方法として、当事者のエッセイ等も参考になると思います。もちろん子どもによって、育った家庭や境遇は異なるので、本を読んで全て解決できるわけではないですが、書籍を通して、これまで子どもとどんなふうに関わってきたのかを振り返るのには、非常に役に立つと思います。

私がおすすめな書籍を紹介しますので、是非一度手にとって、子どもの気持ちに触れてみてください。

 この記事へのコメント

  1. jun より:

    こんばんは。『子供が心配』で検索したら、ここへつきました。
    素晴らしいお話を有り難うございました!
    心がとても軽くなりました。
    私は親の立場ですが、子供に言う=親としてのコンプレックスがあるからだと分かりました。
    本当に有り難うございました!
    この文章を読み返しながら、子供に接する態度を改めようと思います。子供を信頼します!
    どうしてもお礼が言いたくてコメントさせていただきました。

    • HaraKit より:

      junさん 
      こんばんは。ブログ読んでくださり、ありがとうございます。親の方にとって、子育てというのがものすごく大変なのは頭のなかでは理解しているつもりですが、親の立場の人に対しては結構キツイ言い方をしているのではないかと思い心配していました。
      親だって1人の人間なので、コンプレックスの1つや2つは持ってるのは百も承知ですが、それでもコンプレックスを抱えて子どもと接すると、長期的に見て双方が不幸になってしまうので、親の立場にある人は「自分は子育てをしっかりやったんだ」と、自分の子育てにもっと自信を持っても良いかもしれません。
      そして、子どもを信頼することもすごく大変で、時には裏切られるようなことがあるかもしれません。ですが、それでも子どもが本当の意味で1人前になれるまで、親御さんは側で見守って「あなたならできる、大丈夫!」と声をかけてあげられれば、子どももきっと「もっと頑張んなきゃ!」と自分を奮い立たせられるのではないかと思います。
      junさんとお子さんの関係が良くなって、お互いを尊重できる親子関係になりますことを心より応援しております!

  2. 人生たのしみ隊 より:

    こんばんは。自分が子育てする中で、自分の子供の頃はどうだったかな?と。その中の一つに、親の心配がありました。学校帰りに友達と遊んでいる時、「早く帰らないと、やばいお父さんが暴れる。でも帰るって言ったら友達との空気壊れる。でもやばい帰らないと」友達といる時間も頭の中は、常に家族に縛られた状態で、友達と遊ぶのをやめるようになりました。それから約20年経ちますが、今でも人付き合いがとてもとても苦手です。大人になってからも親の心配は、変わりませんでしたし私に子供が生まれた事で、余計に酷くなりました。心配を子供に押し付けて、こーしなさい!あーしなさい!と子供をコントロールすることで心配を解消するのではなく、親である大人が自分と向き合うことで解消してほしいと思います。
    私自身、カウセリングを受けながら自分と向き合い、少しずつですが自分を認めるという作業を心がけてます。癖で中々うまくできませんが、子供と楽しく過ごしたいので続けていくつもりです。

    • HaraKit より:

      人生楽しみ隊さん
      こんばんは。コメントありがとうございます。
      幼少時代から、親の顔を気にされて育ってきたのですね。その苦しみが伝わってきました。
      自分に子どもが生まれると、今度はそれを子どもに押し付けるようになってしまうというのは、やはり幼少時代にも影響があったのかもしれないですね。
      子どもが幼ければ、親はある程度子どもをコントロールする必要があると思いますが、それでも子どもに「束縛されている」と思われない程度に、子どもにとっても親にとってもちょうどいい具合の関係を作れると良いですね。
      子どもとかけがえのない時間帯を過ごしたいという気持ちはすごく大切ですので、どうかこれからもご自身の課題と向き合い続けてほしいなと思います。

  3. miwan より:

    母親との関係に悩んでいて調べていたらここに行き着きました。
    親の気持ちは分かってはいるのですが、とにかく昔から○○に注意して、○○は危ないとかが口癖で、そんなに私の事は信用できないのかといつも思っていました。そして私は親を信頼してはいないと最近、気づきました。それに罪悪感もありましたが、もういいかな?とこのブログを読んで思いました。これは母親が自覚するべき問題ですから。
    支離滅裂になりましたが、気付かせていただきありがとうございます。

    • HaraKit より:

      miwanさん コメントありがとうございます。そうですよね、親を信頼していないことに対して罪悪感を感じると、すごく苦しい思いをされたと思います。確かに親も、こちらの身を案じている側面が決して無いわけではないのでしょうけれども、だからといってこちらの意思を尊重しない言動を目の当たりにすると、自分は信頼されていないのではと思われると思います。親も始めは子どもを守るためにいろいろするでしょうけど、最終的に子どもは自立しなければならないので、たとえ失敗のリスクがあったとしても、子どもは挑戦しなければならない場面はあると思うのです。だからこそ、親の心配をこちらが気にすることはもう無いというのが私の意見です。miwanさんのお力になれたのであれば、私もこの記事を書いてよかったと感じております。

  4. Too より:

    初めから最後まで今の私自身の親との関係に当てはまり、共感しまくりました。
    子ども側が持つ当たり前の感情まで書いてある通りです。
    心配心配、自分勝手な親の心配。
    「そうですか、そんなに心配ですか、そんなに私はダメで信用できないですか」となってしまいます。
    私の家は昔から父親がダメだダメだ出来ない子だ言う反面、母親は心配性の両極端でした。
    私の意見などは通りませんし、信用などしていません。
    どちらも親としての役割をこなす一方、親としてのアピールもあります。
    子どもはそんな承認のために付き合うのは面倒です。

    血の繋がらない両親でも探そうかと思うくらいの時もあります。
    酷い話かもしれませんが、正直にそう思ってしまいます。
    小さいときから口喧嘩も絶えなかったので、家族みんなをまとめ、なだめる役が居ません。
    輪を保つこともなく、食卓を囲むことも早くにしなくなり冷めきっていました。
    現在ではもう手がつけられないくらい修復できない状態にあります。
    はっきり口に出して「必要ない」そう言えたら何か、変わっていたかもしれませんが。
    もう心配しないで大丈夫と言いたいですが、何をどうすれば心配されないですむのか?
    そう考えるうちに自分の人生のやりたいことも出来ない、親のことで頭一杯になっている自分が居ます。

    心配は要らないですね、何かあれば必ず子どもから話します。
    心配が毒になるくらいなら切ってしまった方が良いと思います。
    子どもも心配ばかりされては自分の判断を任せきりすることもあります。
    頼ると任せるは違います。
    いつも信頼し心で頼っているつもりではいますが中々伝わりません。
    いつか子供を持たれる方にも読んでほしいと思いました。

    • HaraKit より:

      Tooさん
      初めまして、コメントありがとうございます。
      Tooさんもご両親とはかなり苦労されたんだなぁというのが伝わってきました。
      私の家も、父親と母親がつねに険悪な状態で、それが物心のついた小学生には当たり前の光景でした。
      父親は「バカ」「クズ」「てめぇぶっ殺すぞ」と子供に対して怒鳴り散らし、
      母親は母親で父に対抗してますが、その怨嗟を子供に向けてしまう始末。
      父も母も何かに苦しんでいるんだろうと哀れに感じることはありましたが、私達子供が彼らを許せるかどうかは別の話。
      今この年齢になって思うのは、日本人が抱く「幸せな家族像」って所詮は幻想で、子供は確かに親に育ててもらいますが、しかし親は子供の一生を面倒見れるわけではないこと。子ども自身の一生は、子供が自分でどうにかしなければならないということ。
      だから、どんどんいろいろな問題が降り掛かってくる中で、いちいち親のことをかまってはいられない、自分を守れるのは自分しかいないと、そう思うようになりました。
      そしてもし私が、子供を授かり、導いてく立場になったときには、私がいなくてもキチンと生活が立てられるように子供とか変わっていきたいと思いました。
      そうすれば、子供が親に気を使うこともなく自分の人生を生きられると思うからです。
      自分のことばかりコメントしてしまっている気がして申し訳ありませんが、Tooさんのように感じてくださる方々がいることを通じて、自分の考えや思いにもっと自信を持っていいんだなと感じました。
      本当にありがとうございます。

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