2018年7月〜8月にかけて、Google検索の大幅なアップデートが発生。
これにより、検索エンジンのアルゴリズムが変わり、これまで検索上位に表示されていたコンテンツがガラッと変化するなど、サイト運営者やブロガーさんに大きな衝撃があったようです。
私のブログもアクセス数が落ちまして、少なからず影響を受けました。今回のアプデでいかにサイト集客がSEOに依存していたかを思い知ることに…。
今後も起こるであろうGoogle検索のアルゴリズムアップデートを受けて、SEO以外のWeb集客方法について考察するとともに、異なる媒体を用いた集客における考え方について、触れておこうと思います。
- 絶望した!Googleアップデートでサイト順位が落ちて絶望した!
- SEOに自信があったけど今回のアップデートをきっかけに自身がなくなってしまった!
- SEO以外の集客について知りたい!
上記に当てはまるような人向けにまとめました。ご参考いただけると嬉しいです。
目次
SEO依存はなぜ問題なのか
これまでにもアップデートで体験したことのある人なら分かりますが、1つのものに依存する状態ってとても危険なんですよね。
というのも、その依存したものが終わったときに共倒れになるからです。
もちろん、これは検索エンジンに限った話ではないのですけど。
そうなると、100積み上がったものが一夜にして0(ゼロ)になることもザラ。ましてや情報のアップデートが早いIT・Webの世界ならなおさらです。
検索エンジンは日々進化している
SEOにおいても、定期的に検索エンジンのアップデートが行われており、自分のサイトの表示順がいつ変動するかは予測が付きにくものです。
検索エンジンは安定だと考えていた人程、検索エンジンのアップデートによる打撃は衝撃的だったでしょうねぇ。
しかしSEOは無駄ではない
では検索エンジン対策は無駄かといわれると、そんなことはありません。
Webマーケティングにおいて、SEO程わかりやすくマーケティングを実践できるものはありませんし、SEOを学ぶことは上位表示を可能にするだけでなく、人々の悩みや困りごとを調べるユーザーの気持ちを理解する訓練になります。
いわば他者の気持ちであったり、消費者心理を学ぶのにうってつけなため、SEOを学ぶことのメリットは人が想像している以上にあるといえるでしょう。
SEO以外の集客施策も大切
集客数がそれほど多くない人や初心者の場合は、確かに初めは何か1つのものに集中特化すべきであり、最初の取っ掛かりとしてSEOは最も重要です。
とはいえ、ある検索からの流入ができるようになった人は、リスクヘッジとしてソーシャルメディア等、他の集客施策に取り組むべきでしょう。
Webサイト・ホームページへの集客経路にどういったものがあるのかは、予め知っておくと便利です。
ワンソース・マルチユースとは何か
ここで話は変わるのですが、ワンソース・マルチユースの考え方について触れたいと思います。
ワンソース(One Source)とは単語の通り、「単一の情報源」という意味であり、情報の発信元が1つであることを指します。
一方でマルチユース(Multi Use)とは、複数(Multi)の情報媒体を持つことを指します。
つまり、「単一の情報源を様々な媒体を使って発信せよ」ということです。
世の中におけるワンソース・マルチユースの事例
世の中を見渡してみると、ワンソース・マルチユースは結構使われている手法です。
例えば、漫画やゲームといったサブカルチャーコンテンツがその最たる例です。メディアミックス戦略ともいうかもですね。
原作がコミックス(漫画単行本)でも、それを小説、TVアニメーションや映画・ゲーム等の媒体を変えることで、様々な形でユーザーに届けることが可能になりますね。
アニメ「ポプテピピック」の場合
2018年上半期に「ポプテピピック」というTVアニメーションが話題になりましたね。
原作は2014年のコミックスから始まっている作品ですが、その後原作をもとにTVアニメーションの制作が行われました。
2014年:原作漫画の連載開始
↓
2018年1月:
TVアニメーション放映開始
オンデマンド配信開始(Amazonプライム、Netflicks等)
ブルーレイディスク・DVDの販売開始
アニメーションの場合、最近だとAmazonプライム・ビデオやAbemaTV、Netflicks等のオンデマンドサービスも一般的になっているため、効率よくコンテンツを配信してユーザーに届けることが可能になっていますよね。
原作コミックスは読まない人にはTVアニメーションで届けられ、日々忙しくてTVアニメーションを見れない人にはオンデマンドサービスで届ける、といったことが可能になったので、休日にはオンデマンド廃人が増えていることでしょうww
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Webサイトにおけるワンソース・マルチユース活用方法
Webの発達により、個人でも簡単にコンテンツを制作し発信できる現代においては、Webサイト運営者やブロガーさんでも、ワンソース・マルチユースによりコンテンツ配信できる環境は整ってきています。
使用しているコンテンツ元は1つでも、媒体を複数変えることで1つだけの媒体では届かないユーザーに対してアプローチができるため、Web集客を盤石にしたい人はしっかりおさえておきましょう。
TwitterやFacebook等の各種SNSを活用する
実際にWebサイトを運営している人が、ワンソース・マルチユースを実践するとどうなるか。
まず、サイト運営者は自分自身のブログに最新記事を投稿します。
そしてその内容を、例えばTwitterやFacebook等の各種SNSなど、ブログ以外のツールにも投稿したり、ブログへの誘導リンクを貼ります。
こうすることで、ブログ更新情報やSEO経由以外にも、自分のコンテンツを届けたり、SNS経由で自社サイトにユーザーを集客できます。
動画や写真ならYoutube・Instagramも有効
もしくは写真や動画での伝達が有効ならば、情報を加工してYoutubeやInstagramを活用するのもOKです。
写真や動画は、文章コンテンツよりも直感的にユーザーの理解を促せるため、ユーザーからの反応は良くなる傾向があります。
特に動画系コンテンツは、インターネット環境が整ってきたこともあり、利用する個人や企業がどんどん増えることが予想されるので、今のうちから動画制作を始めると良いかもしれません。
フリーランスのイラストレーターさんや動画クリエイターさんがWebから仕事を獲得するならば、こうしたSNSツールはしっかりとおさえておきたいところでしょう。
参考:マルチユースできるWeb集客向けツール
代表的なSNSやWeb集客に活用できるツールを載せてみました。
一部旬が過ぎたものもありますが、自分が届けたいユーザー層へアプローチできる見込みがあれば、ぜひともご自身で調べてみてください。
最終的なゴールがWebサイトでも、様々な媒体を使えば自社サイトへの誘導方法も増えて、より安定的に集客が可能になるでしょう。
コンテンツの種類 | Web集客に活用できるツールの一例 |
文章 | Webサイト(検索エンジン)、Twitter、Facebook、LINE@、mixi |
写真 | Webサイト(検索エンジン)、Instagram、500px、Flickr |
イラスト | Webサイト(検索エンジン)、Pixiv、Instagram |
動画 | Instagram、Youtube、ニコニコ動画、Facebook |
漫画 | ニコニコ静画、Pixiv、Amazon Kindle |
まとめ:集客ユーザーとメディアの質を考えよう
1つのコンテンツを色んなフォーマットで展開するの、お勧め。
読者の好みが違う場合があるので。
1記事書いたら
・読み上げソフトで音声化(mp3)
・動画解説(YouTube、Vimeo)
・画像で図解(インスタ、Twitter等)
・スライド解説(Slideshare等)を作り記事内でリンクしとく。
結構被リンク貰えるよ😃— おおき/SEOコンサルタント (@ossan_mini) July 6, 2019
ワンソース・マルチユースを用いれば、コンテンツ元は1つであっても、様々な媒体を駆使して様々な流通経路に自分のコンテンツを届けることが可能です。
しかしそのためには、自分が制作しているコンテンツが適切なユーザーへ届いており、かつコンテンツ自体の質がしっかりと伴っていることが大前提になります。
集客ユーザーを間違っていれば、そもそも自分のコンテンツに興味を持たれることもありませんし、コンテンツの質が低ければ、解除されたりブロックされて終わってしまうでしょう。
必要な人へ必要な情報を届けるの精神で、SNSの運用やコンテンツの制作を続けることが鉄則になりますね。
検索エンジンだけに集客を頼っていた人は、今後はSEOだけでなくSNS等を使ったWeb集客にも力を入れていってみてはいかがでしょうか。
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