人間関係の悩み

映画『きっと、うまくいく』は生きづらさを抱えている人にこそ見てもらいたい傑作!

久しぶりに、お腹を抱えて笑った映画に出会いました。

それが、『きっと、うまくいく』というインド映画です。

2009年に公開されましたが、インド映画歴代興行収入1位を記録した映画です。2015年の段階では第4位となっています(詳しく分かりませんが、これって実は相当すごいんじゃないでしょうか?)。

この映画は、全ての人にみてもらう価値がある映画だと思いましたので、簡単にレビューしたいと思います。

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作品紹介『きっと、うまくいく』について

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邦題『きっと、うまくいく』は、正式なタイトルは『3 idiots』。

日本語訳で『3人のバカ』という意味になりますw

主要人物である3人の男性を巡ってストーリーが展開するところから、この題名が付けられたんでしょう。

作中では様々なテーマを扱っており、キーワードとして『エンジニア』『貧困』『自殺』『競争社会』などがあります。テーマを見るとかなり陰鬱な社会派映画なのかと思われるかもしれませんが、見終わった感想としては、むしろ逆で、とても楽しめました。

作品はおよそ3時間に渡る長編映画(厳密に言うと2部校正で、それをくっつけている)となっていますが、そこまで長くは感じないでしょう。

気難しく考えずに楽しめる演出になっているので、休日に1人で見るのも、友だちと一緒に見るのもありだと思います。

作品のストーリー(※ネタバレ注意)

物語は、ある中年の男性ファルハーンが、チャトルという男から電話で呼び寄せられて、飛行機の搭乗をキャンセルし、ラージューという友人を連れて、とある待ち合わせ場所へ向かいます。

そこで出会ったチャトルは、なんだか高価そうなスーツを着ており、かつて、この場所で10年前に交わした約束を覚えているかと、ファルハーンとラージューに詰め寄ります。

この人物たちは皆、インド屈指の難関工科大学ICEを卒業した同窓生でした。

しかし、待ち合わせの場に人物が1人いないことに気づきます。

それが、物語の主人公であるランチョーでした。

そこから、その登場人物を巡る10年前の回想から、物語が始まります。

主な登場人物

主な登場人物は以下のとおりです。

ランチョー

主要人物の1人で、自由を愛する天真爛漫な人物。

口癖が「Aal Izz Well(オール・イズ・ウェル)」であり、邦題である「きっと、うまくいく」の由来になっています。

作中では、10年前に交わした約束の場に現れなかった人物であり、回想のあとは、彼の行方を追いかける事になります。

ちなみに、ランチョーという名前を聞いただけで少し笑ってしまいましたw

気が抜けるような独特な名前だなぁ、という印象を抱きました。

さらに、名前の割に演じてる男優さんが(よく見ると)かなり男前なので、そのギャップも結構デカいですね。

ファルハーン

メガネを掛けた小太りな人物。

厳しい家庭で育ち、親にエンジニアになる期待を背負わされたために、ICE大学に入学させられますが、本人はカメラが大好きで、動物の写真を撮るのが上手であり、将来に対して悩んでいます。

ちなみに物語の冒頭で、飛行機を遅らせたのはこの人物です。

この方も、どこかで見たことがあるような気がしないでもないです。

ラージュー

細身の男性。因みに↑の写真だと、俳優の玉木宏(敬称略)に似ています。

家庭が貧乏で生活がかかっていることから、プレッシャーを感じています。そのことがきっかけでウイルス学長に弱みを握られることもありますが、なんだかんだでランチョーやファルハーンとつるむことで危機を乗り越えます。

物語冒頭では既婚者になっており、学生時代よりも大人になってからの方が若返って見えるのは、経済的に自立したからでしょうか。

何気に奥さんが学長の娘であるピアよりも美人だと思ったのは私だけ…、ではないと思いますw

チャトル(サイレンサー)

いわゆる、天才ではなく秀才タイプの嫌な奴。

勉強家で他人を見下すところがありますが、どこか憎めない人物。

「科学は暗記」といった、とにかくテストで良い点数を取ることが大事だと考えるタイプで、見事なまでの滑稽な人物として描かれています。

入学当初は、同級生と一緒に”007ごっこ”をして遊んでたりしてますし…。

物語冒頭での、10年前の約束を迫ったのがこのチャトルです。10年後の現代では、大分社会的な地位が上がって、まるで成金のような立振舞いをしていますが…。

ちなみに「サイレンサー」というのは「すかしっ屁」の意味であり、試験前の暗記中に何かを食べながら屁をひることが由来ですw

すかしっ屁なのに「サイレンサー」とかいうと、なんだか格好よさ気なのが気にくわんですね。

ウイルス学長

ICEの学長で、”コンピューターウイルス”というあだ名が付けられています。

作中においては、ランチョー、ファルハーン、ラージューの3人と対立する立場にある人物。

「人生は殺し合い」であるとのたまう厳格な競争主義者で、自由を愛するランチョーとは対象的に、大学の権威を笠に着る保守的な人間として描かれています。

ちなみに2人の娘(と亡くなった息子)がいますが、そのうち片方の娘はランチョーに恋します。

ランチョーとウイルス博士、双方は考え方の相違により、度々激突していきます。両者が分かり合えるかどうかは、是非映画を視聴して確認してみてください。

感想

とても完成度の高い映画だと思いました。

そう思う具体的なポイントをいくつか紹介します。

①ところどころに入るミュージカル

話の展開の仕方や、シリアスからお笑いへ展開する話の構成など、日本の面白いドラマに見られるような演出も多々ありました。

また、ディズニーに映画を彷彿させるような、ミュージカル調で登場人物たちが楽しそうに歌って踊るシーンもあります。

中毒性が高く、インドならでは(偏見?)のテイストが惜しみなく発揮されているように思いました。

②シリアスなテーマも扱い、視聴者に問いかける

常に楽しい展開かといえば全くそうではなく、インド社会の暗い部分に焦点をあてた話(過度な競争社会であること、世間体、貧困や若年者の自殺など)もあり、インド社会が抱えている問題を風刺しています。

主要人物の一人であるラージューは、自身の出身家庭がかなり貧しく、成績は決して良いものとはいえない学生です。

さらにランチョーと絡んだことで学長とも対立したので、しばしば退学を強いられる場面もあり、苦渋の決断を強いられたりします。

また、卒業制作の提出期日に間に合わず絶望に打ちひしがれる先輩学生なども存在します。

インド社会では、エンジニアという職業がいわば経済的な豊かさや世間の評価につながるところがあり、学生の両親たちは自慢の息子たちに過剰な期待を寄せます。

その一方で、学生たちは「これってほんとうに自分がやりたいことなのだろうか」という疑問を持ちながら、悶々とする日々を送っています。

大企業至上主義の日本と同じところがありますよね。

③記憶に残るような印象的なセリフ回し

作品を通して何度も出てくる言葉があります。

おそらくそれらは、この作品を通じて制作者が視聴者に大して問いかけたい、訴えかけたいメッセージだと思います。

そんなセリフを幾つか紹介します。

先述したミュージカルの場面で出てくる次のセリフです。

将来は誰にもわからない

鶏は卵の将来をわからない。可愛い雛か、それとも目玉焼きか。

将来は誰にもわからないということを、鶏を例に言っています。

なるほどなぁ〜、とどこか納得している自分がいました。

人間万事塞翁が馬とはよく言ったもので、自分の将来って、どうなるかは誰にもわからないという当たり前のことを謳っています。

将来像に囚われている人(未来はこうでなくてはならない、これしかないっていう決め付け)が見たら、思わずハッとするのではないか、と思います。

現代のような社会においては、皆同じことをするよりも、皆と違うことをしなければリスクが高まるんですけどね。

うまくいく

人生が手に余る時は唇をまるめろ

唇を丸め 口笛吹いて こう言え

うまーくいーく

この部分は特に音楽やリズムとの親和性が高く、思わず歌い出しそうになってしまいますw

人生とはそもそも、自分でコントロールできるところが限られており、どんなに頑張っても逆らえないことだってあります。

作中においても、すかしっ屁のチャトルは「頑張りさえすれば必ず報われる」を体現する人物として描かれています。

しかも、テストで良い点を撮って学校に認められれば成功する、といった具合に。

それによって、確かに結果がついてくることもあります。

ですが、この映画を見て、「幸せに生きる」「自分らしく生きる」とはどういうことなのか、きっと考えさせられると思います。

まとめ

きっと、うまくいく。

この映画は、インド社会の闇の部分を問いかけます。

ですが、それは日本社会とて全くの無関係ではありません。日本社会に通ずるところがあります。

一方で、作品そのものは面白おかしく話をまとめており、エンターテイメントとしても楽しむことができます。

既得権益の象徴であるウイルス学長や、インド社会の常識に何の疑問を抱かないチャトルと衝突しながらも、その時その時を一生懸命に、時には愉快痛快に生きるランチョー、ファルハーン、ラージュ―の3人の姿から、きっと元気をもらえると思います。

更に言うと、自分はどう生きたいのか、どんな人生を過ごしたいのかを考えるきっかけにもなります。

もしあなたが現在苦しくて、何か悩みを抱えているようなときにこの映画を見れば、きっと元気になれると思います。

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