2020年6月現在、この記事で紹介しているテックキャンプは東京エリアを除きプログラミング無料体験会を中止しています。
その代わりとして、現在テックキャンプでは自宅で見られるオンライン説明会を随時開催しておりますので、そちらへのご参加を推奨いたします。
- TECHCAMP(テックキャンプ)とTechAcademy(テックアカデミー)って、どこがどう違うの?
- プログラミングスクールって、どうやって選べばいいの?
- IT初心者はテックキャンプとテックアカデミー、どっちがいいの?
こんな疑問を解決したいと思います。
プログラミングスクールでも特に有名所といえばTECHCAMP(テックキャンプ)(※正確にはテックキャンプ プログラミング教養)とTechAcademy [テックアカデミー]
この記事では、それぞれのサービスの違いを徹底的に比較しました。
目次
テックキャンプとテックアカデミーの違い

テックキャンプ プログラミング教養とTechAcademyの比較表を作ってみました。↓
項目 | テックキャンプ プログラミング教養 | TechAcademy[テックアカデミー] |
---|---|---|
運営会社 | 株式会社div | キラメックス株式会社 |
学べる言語 | HTML,CSS,JavaScript,SQL, Ruby,Pyhon,PHP 等 | HTML,CSS,PHP,MySQL ※「はじめてのプログラミングコース」の場合 |
費用(税込) | 入会金:¥162,800 月額費:¥16,280 ※7日間満足行かない場合は返金可能 | 学生 :¥97,900 社会人:¥108,900 ※「はじめてのプログラミングコース」の場合 ※学習期間が4週間の場合 |
延長 | 月謝制なので可能 ※卒業後も教科書の閲覧は可能 | 可能 ※ただし追加料金が発生 |
学習形態 | 通学型(オフライン) ※一部オンライン対応 | 完全オンラインのみ |
対応エリア | 東京(渋谷、新宿、池袋、東京駅前) 愛知(名古屋) 大阪(梅田) | 全国 |
受講期間 | 期限なし(更新性) | 最短4週間 |
コースの数 | 5種類 ※ただし在籍期間中は受け放題 | 25種類(単体コースのみ) |
メンター | スクールの卒業生 ※選択可 | 現役のエンジニア ※選択可 |
転職支援 |
はっきり言って、テックキャンプ プログラミング教養とテックアカデミーは対称的なサービスです。特に、次の4点については大きな差異があると言えます。
- 受講形式(通学型or完全オンライン型)
- コースの数と質(横断型or集中型)
- メンターの質(卒業生or現役エンジニア)
- 受講費用(月謝制or買い切り制)
以上により、受講を検討する際には事前に双方の内容について、しっかり確認する必要があります。
相違点その1.受講形式(通学型と完全オンライン型)
項目 | テックキャンプ プログラミング教養 | TechAcademy (テックアカデミー) |
受講形式 | 通学型 ※一部オンライン対応 | 完全オンライン |
まず大きな違いとして、テックキャンプは通学型スクールであるのに対して、テックアカデミーは完全にオンラインでの受講です。
そのため、テックアカデミーは場所に囚われることはないのですが、学習のモチベーションを保つ方法がメンターとのメンタリングのみとなります。
一方でテックキャンプは、東京(渋谷・新宿・池袋・東京駅前)、愛知(名古屋)、大阪(梅田)にそれぞれ校舎があるため、通える人は限られますが学習のモチベーションは維持しやすいといえます。
- テックキャンプは通学型で、関東・東海・関西圏在住者限定となる。
- テックアカデミーはオンライン型で、全国どこでも受講が可能。
相違点その2.コースの数と質(+α横断型か集中型か)
項目 | テックキャンプ プログラミング教養 | TechAcademy (テックアカデミー) |
コースの数 | 5種類 ※ただし在籍期間中は受け放題 | 25種類(単体コースのみ) |
続いて、受講できるコースの数です。テックキャンプは全部で5つであるのに対し、テックアカデミーは25種類あります。
しかし注意すべきは、テックキャンプは在学中全コースが学びたい放題となります。つまり、数十万でWebアプリ開発からAI、Webデザインなどがいくらでも学べる、いわばコース横断型。
一方テックアカデミーは、1つのコースを受講するのに約¥100,000程掛かります。そのため、値段に対して学べる内容が少ないと思いますが、限られた学習範囲をしっかり固める集中型といえます。
- テックキャンプは、数十万円でWebサービスからオリジナルアプリ、AI開発、デザインが学びたい放題。
- テックアカデミーは、1つのコースを最短4週間でみっちり集中して取組むスタイル。
相違点その3.メンターの質(卒業生か現役エンジニアか)
項目 | テックキャンプ プログラミング教養 | TechAcademy (テックアカデミー) |
メンター(講師) | スクールの卒業生 ※ただし選択が可能 | 現役のエンジニア ※選択不可 |
プログラミングスクールにおいては、メンター(講師のような存在)の質は非常に重要です。特に、IT・プログラミング初心者であれば尚更です。
テックキャンプの場合はメンターはスクールの卒業生(学生含む)であり、一方テックアカデミーは現役のエンジニアが担当します。
人に関する部分については一概に言うのは難しいですが、現役エンジニアの方が業界や仕事についても明るいのは間違いないでしょう。しかしテックキャンプは、相性が良いメンターを選べる余地が残されてます。
- テックキャンプのメンターは、スクールの卒業生が担当する。
- テックアカデミーメンターは、雇われの現役エンジニアが担当する。
- 質に関して言えば、テックアカデミーの方が業界や仕事内容について確実に詳しいでしょう。
相違点その4.受講費用(月謝制か買切り制か)
項目 | テックキャンプ プログラミング教養 | TechAcademy (テックアカデミー) |
費用(税込) | 入会金:¥162,800 月額費:¥16,280 ※7日間満足行かない場合は返金可能 | 学生 :¥97,900 社会人:¥108,900 ※「はじめてのプログラミングコース」の場合 ※学習期間が4週間の場合 |
そして非常に重要な費用面について。
テックキャンプは月謝制を採用しており、入会金で¥162,800(税込)、毎月の月謝で¥16,280(税込)が発生します。これは、卒業するまで毎月支払う形になります。
一方テックアカデミーは、コースの購入による買切り型です。社会人の「はじめてのプログラミングコース」で¥108,700(税込)が発生します。ただしこれは、4週間コースの場合で、8週間、12週間と増えるごとに、費用は増加します。
また、いずれのコースも分割払いが可能なので、まとまったお金がないけどどうしても受けたい!という人は相談してみるのが良いですね。
なお、テックキャンプは月謝制なのでもちろんですが、テックアカデミーでも期間延長は可能です。延長する場合、別途料金が追加になることは予め注意しましょう。
- テックキャンプは月謝制を採用しており、それとは別に入学金も必要。
- テックアカデミーは買い切り型を採用しており、購入したコースの金額のみでOK。延長もできるが別途追加料金が掛かるため要注意。
テックキャンプ プログラミング教養はこんな人におすすめ

ここまでの比較を通して、テックキャンプ プログラミング教養はどんな人に向いてるのかまとめました。
- 東京・愛知・大阪在住の人
- オンラインだと続く自信がなく通学型のスクールで勉強したい人
- Webサービス開発からAI、デザインまでとにかく幅広くガッツリ学びたい人
TechAcademy(テックアカデミー)はこんな人におすすめ

テックアカデミーについても、同様に見てみましょう。テックアカデミーがおすすめな人は次のとおりです。
- オンライン学習で自分のペースで学びたい人
- 現役のエンジニアをメンターにおいてプログラミング学習をしたい人
- あれこれ手を出してもできる自信がないので、まず選んだコースをやり抜きたい人
結論:初心者はTechAcademyの方が良い
以上を比較した上で、私の意見を述べます。
結論から言うと、ITやプログラミング初心者はTechAcademy(テックアカデミー)の方が良いといえます。その理由は次の通り。
- 短期集中学習がベターだから
- 初心者ほどメンターの質が重要だから
- 学ぶことを限定した方が定着しやすいから
詳しく説明しますね。
理由1.初心者のプログラミングは短期集中がベターだから
まず、初心者がプログラミングを学ぶにあたり、決まった期間でしっかり学習する方が効率が良いです。
もちろん技術を身につけて初心者を卒業するには、1ヶ月〜3ヶ月では厳しいです(最短でも6ヶ月は欲しい)。しかし、だからといって長期間だらだらやってもしょうがない。
それに、受講開始前にプロゲート等で学習した上で、選択したコースをしっかりやり抜けば、学習がより一層定着します。
理由2.初心者ほどメンターの質が重要だから
次に、メンターの質にはやはりこだわった方が良いでしょう。
テックキャンプを否定する意図はないのですが、初学者ほど業界や勉強方法を現役のエンジニアに聞いた方が、仕事への理解も深まります。
もちろん現役エンジニアとはいえ、テックアカデミーのメンターにハズレがないかといえばそれは嘘になるでしょう。これについては、多少の運だと割切る必要があるといえます。
理由3.初心者は学ぶことを限定した方が定着しやすいから
始めのうちは、学習することをしっかりと限定した方が学習効率は良くなります。
テックキャンプの複数コースを横断できる仕組みは大変魅力的ですが、始めの内ほどあまり目移りせず、初心者向けの内容をやり抜くことが重要です。
プログラミングはどの言語も多少性質が似ているため、1つの言語で基礎的なことをしっかりと抑えられれば、他の言語にも対応ができます。
初心者ほど最初の躓きで心が折れてしまいがちですが、メンターと上手くコミュニケーションをとって課題をクリアすることで、確実にレベルアップすることを目指しましょう。
例外:エンジニア転職が前提なら話は別
初心者はテックアカデミーが良いと述べましたが、例外もあります。それは、未経験からエンジニア転職を目指す場合です。
エンジニア転職を目指すのであれば、テックアカデミーやテックキャンプ プログラミング教養ではなく、転職保証のあるスクールを選ぶ方が安全です。
ちなみに、テックアカデミーの中でも転職保証コースが誕生し、テックキャンプもエンジニア転職コースがあります(プログラミング教養とは別)。
費用は掛かりますが、転職できなければ全額返金保証制度がついているものであるので、費用的な損失は防げるでしょう。
こちらの記事でいくつか解説しているので、詳細をチェックしてみて下さい。↓

最後に:自分に向いてると思った方を選ぶなら2つとも説明会に参加してみよう
プログラミングスクールを比較するポイントは次の通りです。
- 受講形式(オンラインか通学か)
- メンター(現役社会人か否か)
- 料金体系(一括払いか更新性か)
- 学ぶ目的(学習・スキルアップ目的か転職目的か)
プログラミングスクールによって、学習環境や料金、スクールの強みor弱みが異なります。
また、プログラミングを学習する目的によって選ぶコースも変わってくるので、ITに詳しくない人ほど判断が難しいのは確かでしょう。
ですが、どのスクールでも無料相談会や無料体験会を行っているので、実際に体験会や説明会に参加することで、具体的なイメージが掴めるはず。
気になる疑問は無料相談会や無料体験を通じて解消しましょう。
プログラミング学習を通じてスキルアップ・仕事への理解も深まって上流の仕事にも携われるようになり、生涯年収を伸ばすことも不可能ではありませんよ。

結論から言うと、未経験からでもエンジニアになれます。
エンジニアは元々専門的なスキルがないとなることが難しい職業ですが、現代においては、プログラミングを学習できる環境が大分整ってきました。
中でも、エンジニアへの転職支援も想定したIT・プログラミングスクールも多数あるので、これからエンジニアへとキャリアチェンジしたい人にとっては朗報と言えるでしょう。
詳しく記事にまとめましたので、是非チェックしてみて下さい。