派遣を辞めたいと思ったこと、ありませんか?
実際に辞めたいと思ったことがある人は、次のような悩みを抱えてる人が多いと思っていますが、どうでしょう?
- 交通費が出ない
- 仕事が面白くない
- 会社の雰囲気が悪い
- 上司と相性(ウマ)が合わない
- 何故かバイトより扱いが酷い
辛いですよね…。
私もいくつかあてはまるものがあるので、かさぶたをほじくり返しているような気持ちになります涙。。。
結論から言えば、派遣は何年も続けるべきではない(長くて2〜3年くらい)だと思ってるので、さっさとスキルアップして正社員転職するのが一番良いと思っています(もしくはフリーランス、パラレルワークなどもありますが)。
派遣の一番のメリットは自分の時間を確保できることなので、その空いた時間で新たなスキルを身に着けたり、ブログを立ち上げて文章を書くトレーニングしたり、Youtube用の動画を作成して実際にアップしてみたりすれば、大分充実した時間と自己投資になるはず(もちろん将来自分が身につけたいスキルや分野を選ぶことが一番大事です)。
でも実際はそう上手くいかないのが現実でもありますよね…。
今回は、今すぐ派遣をやめたいと考えているけれど、なかなか踏み出せないでいる人はどうしたらいいか?というお悩みを解決したいと思います。
私自身も人材派遣会社に所属する身であるため、少しでも人材派遣に関する悩みを抱える人の力になれたらと思います。
目次
前提:辞める権利はあなた(労働者)にある
「辞めたい」と考えてる人の中には、何かしらの理由で「辞められない」と考えている(思い込んでいる)人がいらっしゃいます。
ですが、日本国憲法18条において奴隷的拘束の禁止ならびに、22条において職業選択の自由が認められているため、原則として労働者の辞める権利は保証されているといえます(引用:辞職(退職)の自由について | 福岡第一法律事務所)。
詳しい退職の流れは、属している派遣会社と結んでいる雇用契約によって異なるため、実際には派遣会社に相談が必要になります。
ですが、大前提として労働者の辞める権利は保証されていることを忘れないで下さい。
派遣を辞めるときの注意点
派遣を辞める時の注意点です。どの会社でも大体共通する事項をまとめてみました。
自分から常駐先の会社に伝えるのはNG
自分から現在常駐している会社に対して退職の意向を伝えるのは厳禁です。
これは、派遣という仕組みに関わる部分のため、派遣労働者が常駐先に退職の以降を伝えてしまうのはダメだ、ということをしっかり覚えておきましょう。
辞める1ヶ月前までに派遣会社へ伝える
派遣の場合、有期雇用契約である場合が多く(機関の定めがある)、契約期間より前に退職することは困難です。
契約満了日がしばらく先であれば満了日までに就業しなければなりませんが、法律上「やむを得ない」場合については、民法628条に基づき退職が可能とされています(引用:辞職(退職)の自由について | 福岡第一法律事務所)。
また、辞める場合は「辞める1ヶ月前までに申告する」ケースが多いため、辞める期日が決まり次第、なるべく早く派遣会社へ辞める旨を伝える必要があります。
詳しい期限等については現在結んでいる契約によって異なるため、予め雇用契約書類を確認しましょう。
突然の退職等により、派遣会社と常駐先企業との間に確執が生まれることがあれば、長期的に自分が損してしまう可能性があるので要注意です。
エージェントは玉石混交なのでセカンドオピニオンもOK
派遣会社が信頼できない、という人は「辞める」という結論とそこに関する手続きだけを把握した上で、その他の転職支援サービスを使うのもありです。もしくは人材業界に詳しい知人がいれば、その人に相談するのもありでしょう。
基本的に大手の人材派遣であれば、派遣スタッフへのフォローはしっかりしてるはずですが、転職・派遣エージェントは本当に玉石混交で、Web業界なのにWebデザイナーについて知らないエージェントとか、派遣スタッフを人間ではなく奴隷くらいにしか見ていない、どうしようもない下衆な人も実際にいるので注意が必要です。
簡単ではありませんが、なるべく「この人は信頼できそうだ」といえる方と出会うようにしましょう。
注意!親や友達への相談はおすすめできない理由
本気で会社を辞めて、将来どうするかを考えたいのであれば、親や友人への相談は絶対しない方がいいです(単に現状の会社に対する不満を愚痴りたいというのであれば話は別ですが…)。
単純に彼らが人材業界のスペシャリストでない限り、大した知見は得られないのがオチです。
「餅は餅屋」という言葉があるように、専門分野に関する相談は、基本的には専門家へするのがセオリーです。
派遣を辞めた後どうするか予め考えておこう
実際には今の勤め先を辞めることよりも、辞めた後どうするかの方が大変なのではないでしょうか。実際に仕事を辞めた後にどうすべきかも考えておかないと、将来不安ですよね。
そのためには、まず「現状の把握」と「考える」ことが必要不可欠です。
そもそも何故派遣を選んだのか思い出そう
派遣を辞める際、そもそも何故自分は派遣を選んだのか、というところに立ち返りますよね。
- 正社員になりたかったけど、なれなかったから仕方なく派遣
- 未経験職種に挑戦して、将来独立したかったからひとまず派遣
なんて人なら、もうやるべきことは見えてます。
しかし、そのステップに到達するために必要なものが足りていないなら、その足りていないものを満たすことからスタートすべきです。
悩むだけで行動できない人は、自分に何が足りないのか調べきれていない人も多いので、まずは具体的なステップを明確化することが必要です。
派遣のままで得られるメリットもしっかり確認しよう
人によっては、今のタイミングで辞めるよりも、今の派遣でいる方がまだマシ、なんて人もいるかもしれません。
基本的に安易な現状維持は、思考停止・衰退を招くため推奨できないのですが、考えた結果、今の立場を利用しながら手に入れられるものは手に入れる、というのも立派な戦略です。
例えば今の派遣を続けながら、個人で色んな会社とつながりを持ちながら案件をこなしていくという、半分派遣で半分フリーランス、なんてこともできます。
今の派遣会社で利用できることは、徹底的に利用することも1つの戦略です。
IT分野は独学で専門スキルを学べるのでおすすめ
対してスキルが身についてないとか、他の会社で通用する強みに自信がないとか、派遣の場合だとそういうケースがあるかもしれません。
そんな人は、派遣だからこそ融通がきく時間をフル活用して、在職中にIT系の専門スキルを身につけることをおすすめします。
具体的にはWebプログラミングやWebデザインなど、確かに多くの人に普及しつつあるスキルではありますが、それでも慢性的に人手が不足しているため身につけて損はありません。
何から始めたらいいか分からない場合は、ひとまずテックアカデミーのプログラミング無料体験や、ヒューマンアカデミーの知識ゼロから稼げる!在宅ワーク講座
の説明会や資料請求といった情報収集からスタートすると、スキルアップのイメージが付きやすいでしょう。
結論:派遣を辞めるアクションプランはこれだ
以上を踏まえて、派遣を辞めたいと考える人が、実際に辞めるまでにとるべきアクションをまとめました。
- 雇用契約・退職の流れを確認
- 辞めた後の方向性を決める(正社員転職or独立)
- 辞めるべきか否か再考する(辞めるor辞めないのメリット・デメリットを比較)
- (辞める場合)転職活動・独立準備等
- (辞める場合)転職先が決まったら退職の旨を派遣会社へ伝える
- (辞めない場合)スキルアップのため派遣を利用する(その後③へ戻る)
人によっては、一番最初に「退職する」という選択をする人もいるのですが、余程職場の環境が悪いものでない限り、いきなり退職という選択はおすすめできません。
とりあえず辞めるという選択をすると、いざ辞めた後にだらけてしまい、ブランクができてしまうこともあります。
最後に:自分で考えて納得のいく決断を
辞めたいけど辞められない、と考えてる人が見落としてるのが「辞める権利は労働者にある」という大前提。
それを踏まえた上で、辞めた後をどうするかをしっかり考えておけば、派遣をやめることは造作もありません。
むしろ、派遣はあくまでも「一時的な選択であるべき」だと思いますので、正社員転職に舵を切るか、フリーランスとして独立する、という選択肢も不可能ではないことを知るだけでも、大分気持ちが楽になると思います。
ただし、
どうしても辞められない!
今の職場がブラック過ぎて辞められない!
という状況であれば、最後の手段として退職代行サービスという、自分の代わりに退職の意向を伝えてくれるサービスを使うのもありかもしれません。
代表的なところでいうと退職代行EXITというサービスがあります。
IT系未経験求人や、Webマーケター向け未経験OKな求人も取り揃えているワークポート総合LPと提携しているため、EXIT利用後に登録すれば、退職後のキャリア支援や面接対策から書類作成サポートまで受けられます。
今の派遣会社はどうしても信頼できない、辞めた後のキャリアをどうしたらいいか分からない、なんて人は一度相談してみる価値があるでしょう。
周囲に頼れる方がいない場合は、一度相談にのってみてはいかがでしょうか。
- Webマーケターとして活躍したい!
- Webマーケティングを用いて更にキャリアアップしたい!
- 未経験だけどWebマーケティングに挑戦したい?
Webマーケターに興味を持ち、更に実務を積んで今よりもさらに上流の仕事につきたいと考えるなら、転職の専門家であるエージェントを活用していましょう。
特に、転職経験が少ない人や、転職初心者であれば、転職支援サービスを使うことで、企業が転職希望者に求めていることが分かります。
人生における重大な決断である転職を失敗させないために、良質なエージェントを活用して、キャリアップに挑戦してみませんか?