この記事は主に、上記のような悩みを持つ人向けの内容です。
IT/Webに詳しくないと、エンジニアとWebマーケターって、どちらも似ていると言うか、違いがよく分かんないという人が多いんじゃないかと思います。
で、結論から言ってしまうと、働き方(会社員orフリーランスとか)を自分で選択したい、副業を始めたい、収入を伸ばしたいという理由であれば、どちらでもOKです。
選ぶ基準としては、やはり「仕事の内容」で選ぶのがセオリーだと思います。
この記事では、エンジニアとWebマーケター、それぞれの違いについて紹介し、結局どっちが良いの?と悩む人にとって答えが出せるように書いてみました。
目次
エンジニア転職とWebマーケター転職を比較してみた
エンジニア転職とWebマーケター転職について、求められるスキルや就職後の主な仕事内容等についてまとめました。
更には私個人の目線にはなりますが、どんな人に向いてるかについても触れたので、参考にしてみて下さい。
カテゴリー | エンジニア転職 | Webマーケター転職 |
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主な仕事内容 |
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求められるスキル |
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平均年収 | Webエンジニア:492万円(年齢30代)※1 SE/プログラマ:485万円(年齢30代)※2 NWエンジニア:539万円(年齢30代)※3 (引用元:doda) | 517万円(年齢30代)※4 (引用元:doda) |
働き方について |
| 同左 |
プライベートでできること |
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こんな人におすすめ |
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未経験転職に掛かる総費用 (スクール利用時) | 0円〜約100万円 ※各スクールによって異なる。 ※分割払い対応可のところ多し | 約20万円〜60万円 ※各スクールによって異なる。 ※分割払い対応可のところ多し |
おすすめサービス例 |
※1.職種「技術系(IT/通信)>Webエンジニア」、業種「IT/通信」、年齢「30代」ににて算出
※2.職種「技術系(IT/通信)>SE/プログラマ」、業種「IT/通信」、年齢「30代」にて算出
※3.職種「技術系(IT/通信)>ネットワークエンジニア」、業種「IT/通信」、年齢「30代」にて算出
※4.職種「企画/管理系>マーケティング」、業種「インターネット/広告/メディア」、年齢「30代」にて算出
ご覧の通りで、エンジニアとマーケターは、まず根本的に仕事内容が違います(年収はぶっちゃけ会社や職種次第なので参考程度に…)。
エンジニアはWebサービスの設計や構築を中心に、WebマーケターはWeb上での集客・販促が主な仕事内容になります。
一方で、どちらも独立や副業ができる、在宅ワークにも対応できるなど、共通する点もあります。それゆえ、IT/Web業界をよく知らない人からすると、分かりにくい側面があるといえますね。
次からはエンジニア転職とWebマーケター転職について、それぞれ深堀りしていきたいと思います。
エンジニアの仕事内容について

まずエンジニアについて、見ていきたいと思います。
楽しいところ
ものをつくり、仲間とアイディアを出しながら実装ができる
エンジニアはいわゆるクリエイターにカテゴライズされる職種なので、基本的にはものを作る仕事がメインです。
もちろん一人で黙々と仕事をこなすだけでなく、仲間の知恵を借りながらより良いコードの書き方を追求し、サービスのメンテナンスコストを下げるべく日々格闘するイメージです。
とはいうものの、エンジニアの人たちは、努力の鬼というよりも、「努力しないためにいかに努力をするか」「理知と計算で最小限の労力により最大の対価を得る」という、非常にスマートでかっこいい考え方をする人が多いので、根性系タイプはあまりいない気がします。
近年ではクライアントとのコミュニケーションを取る仕事も増えてきているため、職人気質なだけでなく、コミュニケーション能力が求められつつもあります。
個人でも様々なプロダクトを作ることも可能
エンジニアとしてキャリアを積み重ねていくことで、様々な経験や技術を身に着けていくことができます。そうすると、個人でもWebサービスを開発することができるようになります。
私の知人では、WordPressのテーマ(Webサイトの見た目や内部構造をまとめたテンプレートのようなもの)を作り、それを販売して収益を得ている方もいます。
うまくいくと、作ったサービスが大ヒットして、特集してもらえたり、中には企業へ売却、といったこともできるようになるかもしれません。
いずれにせよ、経済も社会も衰退・劣化することが確定した日本においては、エンジニアは夢のある職業の一つであることは間違いありません。
大変なところ【注意点】
続いて、エンジニアとして働く上で、大変だと思われる点を挙げてみました。
なお、エンジニアを目指す人は、むしろここで紹介する大変なことに対して、キツそうだなと思うのであれば、Webマーケターも検討した方が良いでしょう。
勉強会への参加など主体的な学習が必要
エンジニアのキャリアが続いている人の特徴は、何よりも技術への興味関心が高く、放って置いても勝手に学習をする人が多いです。大体みんな、プログラミング大好きな人は友達、という印象を受けます。
つまり、技術が好きだからエンジニアをしてる人が多いため、ITへの関心が低い場合だと、エンジニアを続けるのはちょっとしんどいと感じるかもしれません。
夜勤対応の可能性あり
これはインフラ周りのエンジニアにおける話ですが、サーバー等のトラブルが発生した場合、復旧対応が必要になります。もちろん、エラーはいつ起こるか分からないため、場合によっては深夜対応もあるでしょう。
また、定期的なメンテナンス等を行うこともあり、そういう場合はだいたい深夜から早朝で対応することが多いようです。
ちなみに古い作品ですが、IT業界のリアルを知るには映画『ブラック会社に勤めているんだが、もう俺は限界かもしれない』が割とリアリティがあって分かりやすいです(もしかしたらここまで酷い現場もあるかもしれないので)。↓

Webマーケターの仕事内容について

続いて、Webマーケターの仕事内容についてみていきましょう。
楽しいところ
まず楽しいところから。
同業の人が見たら個人差はあると思うのですが、細かいことはスルーしてもらえると嬉しいです。
数字で結果が見てわかり、ビジネスにインパクトを与えられる
Webマーケターの仕事における醍醐味は何かというと、やはり結果が目で見て分かり、それによりビジネスに貢献している感覚を得られることでしょう。
直接的にクライアントのビジネスを成長させていることがわかれば、やり応えのある仕事なんじゃないかなと思います。
人当たりのよいクライアントの場合、「ありがとう」とお礼を言ってもらえるので、感謝されやすい仕事でもあります。私もこの「ありがとう」で何度も救われました。
個人でもアフィリエイトやPPC運用ができる
Webマーケターとしてのスキルを身につけると、個人でサイトを立ち上げて、そこから広告収入を得る、といったこともできるようになります。
そのため、会社からの給料以外にも副収入を稼ぎたいと考えるなら、Webマーケターになるという選択肢も、ありといえば、ありなのかもしれません。
ちなみに私のこのブログも、Webマーケティングの実験的要素があったりします。
大変なところ【注意点】
続いて大変なところについて見ていきます。
これは私自身もマーケターとして働いてるので、リアリティはあると思います笑(実はエンジニアもほんのちょこっとだけ経験あります…)
数字に対する責任を負う
Webマーケティングは、いわば企業の成長に直接関わる部分のため、うまくいくとこの上なく達成感はありますが、逆に失敗すると怖い、ということになります。
目標として設定した数値に達成しなかった場合、もちろんその原因はきちんと突き止めた上で(全部が全部うまく行くわけではないので)、それに対する対策や考えをしっかりと用意する必要もあります。
責任をおうというと怖いと感じる人もいるかも知れませんが、とはいえ余程のことがない限り死に直結するケースも多いわけではないので、必要以上に身構えるなくてもOKです。
良くも悪くもクライアントワーク(広告代理店の場合)
これは広告代理店のマーケターになるのですが、良くも悪くもクライアントワークであるため、基本的にはクライアントに合わせて、自分は動くことを求められます。
良いクライアントに出会えれば良いですが、中にはそうでない、いわゆるモンスタークライアントと呼ばれるケースもあります…。
そのような中でも、最善の限りを尽くす必要があるため、繊細な感覚の人、共感性の高い人、他人からの影響を受けやすい人にとっては、ちょっとしんどい部分があるかなと思います。
ちなみに広告運用を担うマーケターとして、リアルに感じた大変さ、しんどさについては、以下の記事にまとめています。気になる方はどうぞ。↓

エンジニア転職におすすめな人
というわけで、エンジニア転職におすすめな人についてまとめました。
【こんな人におすすめ!】
- アイディアや考えを具体的な創作物に落とし込むことが好きな人
- 努力しないために努力することができる人
- 仕組みやシステムという枠組みで物事を考え、人的ミスやエラーに対応できるものを作りたいと思える人
- 個人でもWeb上で様々なサービスを作り、新しい技術を積極的に習得していきたいと思える人
Webマーケター転職におすすめな人
Webマーケターについても、見ていきましょう。
【こんな人におすすめ!】
- 数字を追い続ける、目標数字を達成する強い意志を持って仕事ができる。
- 過去の事例や競合を調査した後、自分だったらこうするといった考えが浮かび、実際に実行に移せる人。
- 会社から指示されて動くよりも、仕事も人生も自分で考えて自己責任で行動する方が心地よいと感じる。
- 会社の給料が低いことを嘆くぐらいなら、個人でアフィリエイトに取り組んで副収入を増やすことをまず考える人。
最後に:詳しく知るならスクールの個別相談を使おう
以上、エンジニア転職とWebマーケター転職を比較した結果でした。普段どんな仕事をしているか知らないと、なかなかイメージつきにくいですよね。
それぞれの違い、そしてそれぞれ共通している部分について、少しでも「何か」を掴んでいただけたら幸いです。
また、もっと詳しく知りたい!という人であれば、エンジニア転職の支援付きプログラミングスクールや、オンライン完結のWebスクールが行っている無料相談会に参加してみてみることをおすすめします。
相談員の方と話すうちに、エンジニアに向いてるとか、マーケターに向いてるかもとアドバイスを貰えれば、自分の方向性も見えてくるんじゃないかなと。
実績が豊富で私個人でも信用できるスクールを以下にまとめたので、気になる方は是非チェックしてみて下さい。
【エンジニア転職支援のあるプログラミングスクール】
- CodeCampGATE
:近年自社開発企業への転職が増えているオンラインスクール。個人的におすすめ。 - DMM WEBCAMP COMMIT
:20代限定で転職保証付きだが費用は高め。 ネットビジョンアカデミー:ネットワークエンジニアの転職に特化。無料で受講・転職ができる。
【Webマーケティング転職に強いWebスクール】
- デジプロ
:実践力を身につけることに特化したスクール。個人的におすすめ。 - マケキャンbyDMM.com:20代限定で正社員転職保証付きだが費用は高め。
- WANNABE Academy
:上2つの折衷的な立ち位置のオンラインスクール。上2つよりも費用が安い。

- Webマーケターとして活躍したい!
- Webマーケティングを用いて更にキャリアアップしたい!
- 未経験だけどWebマーケティングに挑戦したい?
Webマーケターに興味を持ち、更に実務を積んで今よりもさらに上流の仕事につきたいと考えるなら、転職の専門家であるエージェントを活用していましょう。
特に、転職経験が少ない人や、転職初心者であれば、転職支援サービスを使うことで、企業が転職希望者に求めていることが分かります。
人生における重大な決断である転職を失敗させないために、良質なエージェントを活用して、キャリアップに挑戦してみませんか?