Webマーケティング転職したい未経験の方からすると、どんな仕事をするのか、またどんな職種があるのかなど、わからないことがいっぱいあるのではないでしょうか。
特に、未経験からWebマーケティング業界を目指すとなれば、ぼんやりとWebマーケティングやりたい!と考えてる人は多くても、具体的にどういう仕事をしたいのか、そのイメージまで落とし込めてる人は多くないと思います。
目次
Webマーケティングの職種を5つに分類してみた
マーケターといっても、仕事の種類は多岐にわたります。
ここでは、私自身も経験したものがあったり、もしくは交流のあった職場の先輩後輩や同僚だ担っていた内容を中心に、大きく5つに分類してみました。
- Webマーケター・Web担当者(SEM・SEO・SNS)
- アカウントプランナー
- Webアナリスト
- Webディレクター(プロジェクトマネジメント)
- マーケティングコンサルタント
それぞれについて解説しますね。
その1.Webマーケター・Web担当者(SEM・SEO・SNS)
広告運用やWebサイト、SNSの管理運用を行なう、いわばオペレーションを行なう職種になります。
まずSEM、SEO、SNSそれぞれの担当分野について、ざっくり説明しますね。
- SEM:主に運用型広告(検索広告、ディスプレイ広告)周りの仕事
- SEO:主にGoogle自然検索流入周りの仕事
- SNS:主にSNS(facebook、Instagram、Twitter)運用の仕事
企業によっては、上記をひっくるめて「Webマーケター」「Web担当者」という名目で求人を出す会社も多いです。
また、こうした手作業にあたる仕事を「下流」と言う人もいますが、マーケティングの世界では実行力があって始めて価値をもたらすため、あまりオペレーションの仕事を舐めない方がよいですね!!
正社員求人であれ派遣求人であれ、まずはこうした広告の運用や自然検索チェック、Webサイト運用から入るのが、一番敷居が低いかなと思います。
Webマーケターになる方法については、以下で解説してます。↓
- Webマーケティングの運用・オペレーションを担当します。
- 具体的にはGoogleやYahoo!のリスティング広告、facebookやTwitter等のSNS運用があります。
- SEOコンサルタントの場合は、Webサイトからの検索流入やアクセス解析を担当します。
その2.アカウントプランナー(企画営業)
いわゆる企画営業の職種です。具体的には、クライアント先に出向いて、Webを使ったマーケティング施策のプランニングや提案を担当します。
会社によっては、こちらも上記のWebマーケターと表記したり、SEMやSEO等と兼任したりする場合もあります。
営業と言葉にあるように、クライアントさんとしっかりとコミュニケーションを取れることが重要になります(もちろん他の職種も同様ですが、クライアントと折衝が発生する点で、より重要になります)。
- 主にWebマーケティング施策のプランニングから提案を担当します。
- 会社によっては、オペレーションを兼任する場合もあります。
- 基礎的なコミュニケーション力は必須です。
その3.Webアナリスト
Webサイトの解析を主に行うのがWebアナリストです。SEM担当者でもアナリティクスはみますが、Webアナリストの場合はより本格的なサイト診断を行います。
そしてその診断結果を基に、改善策や施策の提案もセットで行います。
また、解析タグの設置や計測設定についてもアナリスト自身で実行することも多く、改善提案や営業的な仕事が多いかと思いきや、オペレーションを兼任することが多いです。
資格で言うと、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)やウェブ解析士を保有している人が多い印象ですが、上級レベルの方であれば、SalesforceやTableauといった外資系ツールの資格を有する方も多数。
資格の勉強ばかりに時間を取られるのはマズイですが、知識の整理や体系的に理解したい人は資格取得に挑戦してみるのもOKかなと思います
Webマーケの資格に関する詳細はこちらで↓
- 主にクライアントのWebサイト解析を担当します。
- 分析だけでなく、改善施策の提案や、サイト解析で発生する諸々の作業や技術的なオペレーションを兼任するケースが多いです。
- より高い専門性が求められる場合、SQLやJavaScript等のプログラミングスキルが必要になることも。
その4.Webディレクター(プロジェクトマネジメント)
Webディレクターは主にWebサイト制作の管理進行やクライアントへのヒアリングを行なう仕事ですが、Webマーケティングの仕事を行うことも多いです。
そもそもディレクターという言葉の意味が「監督者」「指導者」という意味なので、全体の進行と目指すべき方向性を見失わずに誘導するディレクターにとって、マーケティングスキルはプロジェクト成功に必須と言えます。
仕事の内容的に似たものとして、「プロジェクトマネジメント(PM)」という肩書の方も多く、どちらもプロジェクトなりチームのマネージメントからクライアントとやり取りするため、フロントに立つ人が多いです。
WebマーケターとWebディレクターの違いについては、以下の記事で詳しく解説しているため、詳しく知りたい方はどうぞ↓
- 主にWebサイト制作の進行や管理を担当する職種ですが、クライアント企業のアクセス解析を兼任する場合も多いです。
- クライアントとの窓口にもなるため、営業を任されることも多いです。
- Web制作に関する知識、ビジネススキル、ヒアリングなど、求められるスキルは多いですが、何よりも大事なのは、プロジェクトに関わる人々をきちんと統括するマネジメント能力です。
その5.マーケティングコンサルタント
Webマーケティングで上流の仕事をするのが、マーケティングコンサルタントです。主にクライアントとの窓口になって、マーケティング施策の提案や営業活動を担当します。
会社によってはSEOコンサルタント、SEMコンサルタントといった、特定分野のコンサルで求人を出す企業も多いですが、一般的にマーケティングコンサルタントの場合、Webよりも更に範囲が広いことが多いです。
例えばWebアクセス解析はもちろんのこと、Web運用型広告の提案やDSP、場合によってはポスティングや新聞・TVCMといった既存メディアなど、オフラインマーケティングも含めたマーケティング施策の提案をする場合もあります。
そして、自分自身はどちらかというと手を動かすのではなくパートナー企業や自社内のSEM担当者やWebアナリストに施策の実行を依頼する立場になることが殆どです。
こちらもチームやプロジェクトを指揮し、クライアントと接する立場であるため、責任が重く専門的・技術的な知識が必要とされるため多忙を極めますが、その分収入面は高くなるケースが多いようです。
ただし、会社によっては、実質的には「ただの営業」という場合もあるため、面談や求人票にて、その会社で求められる能力や仕事内容がどんなものか、しっかりと確認することが必要になります。
- Webマーケティングの仕事でもっとも上流の仕事を担当。
- Webだけでなく、オフラインのマーケティングに関わることもあるため、Webディレクター同様、広範囲の知識が必須。
- 会社によっては、ただの営業でしかないケースも。。
注意:同じ職種名でも会社によって仕事内容が変わるのはザラ
ここまでで、Webマーケティングの仕事を担う職種名について解説しました(実を言うと、ここで紹介しきれてない職種もあります)。
ですが、会社によって同じ職種名称であっても、仕事内容が異なる場合もあります。
そのため、この記事の内容もあくまでも参考程度に捉えておいて下さい(ここまで書いておいてなんですが)。
また、仕事を探す際には、いくつかの転職エージェントに登録して、職種名を参考にして求人にあたってみるのが良いでしょう。
最後に:大枠を捉えた上で自分がやってみたい仕事を明確にしよう
未経験からWebマーケターに転職する人、目指す人が周囲に増えてきたかなと感じたため、この記事を書こうと思いました。
しかしよく考えてみたら、Webマーケティングの仕事って多岐にわたるため、未経験からなるにしても、「まずどの職種を目指せばいいんだ?」って迷うの人も多いはず。
未経験であれば、SEMやSEO、SNSの担当者からスタートするのが、おそらく一番敷居費が低く、収益を上げるスキルが身につくかと思うので、求人探しの際に参考にしてもらえたらいいんじゃないかな。
また職種名はあくまでも参考に、企業毎にどんな仕事を任されるのかをしっかりと面談やエージェントを通じて把握することが一番重要なので、そこはお忘れなく…!
未経験から探す場合は正社員であれば大手サービスを、非正規でも構わないという方であれば、IT/Web系に特化した派遣会社でも探してみると良いでしょうか。
より詳しくマーケターの仕事を知りたい方へ
より詳しく、マーケターの仕事を知りたいという方は、shomarketerさん(@shomarketer)のこちらの動画をチェックしてみてください。
私の記事よりも遥かに踏み込んだボリュームで解説してなさっているので、マーケターへの理解を深めることができますよ!
- Webマーケターとして活躍したい!
- Webマーケティングを用いて更にキャリアアップしたい!
- 未経験だけどWebマーケティングに挑戦したい?
Webマーケターに興味を持ち、更に実務を積んで今よりもさらに上流の仕事につきたいと考えるなら、転職の専門家であるエージェントを活用していましょう。
特に、転職経験が少ない人や、転職初心者であれば、転職支援サービスを使うことで、企業が転職希望者に求めていることが分かります。
人生における重大な決断である転職を失敗させないために、良質なエージェントを活用して、キャリアップに挑戦してみませんか?